“弛張”の読み方と例文
読み方割合
しちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生理学を専攻する君に、こんなことを言うのは僭越だが、心臓の血圧の曲線を観察すると、かのトラウベ・ヘーリング氏の弛張しちょうがある。
闘争 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
もっと内部の器官や系統に行われている変化がやはり一種の律動的弛張しちょうをしないという証拠はよもやあるまいと思われる。
厄年と etc. (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかし、そのような場合でも詳細に調べてみると、やはり海陸風に相応する風の弛張しちょうが認められない事はないのである。
海陸風と夕なぎ (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)