“弛気”の読み方と例文
読み方割合
たゆげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今までの精気は跡形もなく、顔の血の気は名残りなく消え、足の運びさえ弛気たゆげである。据わった瞳を当てなしに注ぎ、右へよろめき、左へよろめき、西に向かって歩くのである。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)