“弛怠”の読み方と例文
読み方割合
したい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然れども人の最大なる得意の時代は、やがてまた最大の失意を胚胎はいたいし来るの時代たるなからむや。物は圧せられざれば乃ち膨脹す。膨脹は稀薄となり、稀薄は弛怠したいとなり無力となる。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)