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弛廃
ふりがな文庫
“弛廃”の読み方と例文
旧字:
弛廢
読み方
割合
しはい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しはい
(逆引き)
一たび
繋
(
つな
)
がれては断ち難い、
堅靭
(
けんじん
)
なる
索
(
なわ
)
を避けながら、己は縛せられても解き易い、
脆弱
(
ぜいじゃく
)
なる索に対する、戒心を
弛廃
(
しはい
)
させた。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
すなわち、この両者は早くから家中の綱紀粛正を考え、
弛廃
(
しはい
)
し堕落した政治のたてなおしを計画していた。
思い違い物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
尤もその頃は武家ですらが蓄妾を許され、町家はなお更家庭の道徳が
弛廃
(
しはい
)
していたから、さらぬだに放縦な椿岳は小林城三と名乗って別に一戸を構えると小林家にもまた妻らしい女を迎えた。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
弛廃(しはい)の例文をもっと
(5作品)
見る
“弛廃”の意味
《名詞》
弛緩して廃れ、行われなくなること。
(出典:Wiktionary)
弛
漢検準1級
部首:⼸
6画
廃
常用漢字
中学
部首:⼴
12画
“弛”で始まる語句
弛
弛緩
弛張
弛廢
弛怠
弛担
弛気
弛鈍
弛手綱
弛緩状態
“弛廃”のふりがなが多い著者
内田魯庵
和辻哲郎
山本周五郎
森鴎外