“しはい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
支配51.5%
弛廃15.2%
紙背15.2%
司配6.1%
賜盃6.1%
司敗3.0%
紙牌3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御米およね廣島ひろしま福岡ふくをか東京とうきやうのこひとづゝ記憶きおくそこに、うごかしがたい運命うんめいおごそかな支配しはいみとめて、そのおごそかな支配しはいもとつ、幾月日いくつきひ自分じぶん
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
すなわち、この両者は早くから家中の綱紀粛正を考え、弛廃しはいし堕落した政治のたてなおしを計画していた。
思い違い物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
紙背しはいとおすようなまなざしで、万吉が、その手紙、またほかの四、五通、残らず読んでみた時に、すべての疑雲は晴れていた。かれの想像は当っていた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いかなるおしえしんじても産土うぶすなかみ司配しはいけることにかわりはないが、ただほとけすくいをしんってるものは、その迷夢まよいめるまで、しばらく仏教ぶっきょう僧侶そうりょなどに監督かんとくまかせることもある。
一刻ばかりでその賜盃しはいが終ると、光辰は泉亭へ移った。
若き日の摂津守 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ちん司敗しはいがたずねた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
そのなかば焦げたる汽車に将軍のもて遊びたる紙牌しはいの白し