トップ
>
『内蔵允留守』
ふりがな文庫
『
内蔵允留守
(
くらのすけるす
)
』
岡田虎之助は道が二岐になっているところまで来て立ちどまり、じっとりと汗の滲み出ている白い額を、手の甲で押し拭いながら、笠をあげて当惑そうに左右を眺めやった。……その平地はなだらかな二つの丘陵のあいだにひらけていた。八月すえだというのに灼けつ …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「キング」大日本雄弁会講談社、1949(昭和15)年11月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約41分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
斎
(
いつき
)
撓
(
たゆ
)
二岐
(
ふたまた
)
凄
(
すさ
)
弄
(
いじ
)
確
(
しっか
)
忝
(
かたじけ
)
忿怒
(
いかり
)
掠
(
さら
)
毎
(
いつ
)
眩
(
くら
)
瞬
(
まばた
)
礫
(
こいし
)
篤
(
あつ
)
籠
(
こ
)
蔓
(
はびこ
)
訊
(
たず
)
踵
(
きびす
)
頑
(
かたく
)
仰
(
おっ
)
伜
(
せがれ
)
何処
(
どこ
)
先
(
ま
)
冴
(
さ
)
刹那
(
せつな
)
勁
(
つよ
)
勿体
(
もったい
)
午
(
ひる
)
厭
(
いや
)
叢林
(
そうりん
)
可笑
(
おか
)
呆
(
あき
)
呉
(
く
)
呟
(
つぶや
)
呶鳴
(
どな
)
呻
(
うめ
)
咆
(
ほ
)
咎
(
とが
)
喉
(
のど
)
嗤
(
わら
)
噛
(
か
)
埃
(
ほこり
)
孰
(
いず
)
寧
(
むし
)
小径
(
こみち
)
尤
(
もっと
)
巌
(
いわお
)
庇
(
かば
)
御膳
(
ごぜん
)
悪戯
(
いたずら
)
惹
(
ひ
)
慥
(
たし
)
拓
(
ひら
)
拳
(
こぶし
)
挺
(
ちょう
)
揃
(
そろ
)
撫
(
な
)
暴々
(
あらあら
)
曝
(
さら
)
曽
(
かつ
)
此処
(
ここ
)
殖
(
ふ
)
氾濫
(
はんらん
)
汲
(
く
)
清洌
(
せいれつ
)
渾身
(
こんしん
)
溢
(
あふ
)
滲
(
にじ
)
濶然
(
かつぜん
)
灼
(
や
)
焚物
(
たきもの
)
甦
(
よみがえ
)
甲斐
(
かい
)
畝
(
うね
)
相繋
(
あいつな
)
眩
(
まぶ
)
眸子
(
ひとみ
)
瞠
(
みは
)
瞶
(
みつ
)
砂礫
(
されき
)
磧
(
かわら
)
祖父
(
じい
)
種
(
たね
)
稼
(
かせ
)
窪地
(
くぼち
)
窺知
(
きち
)
竹籔
(
たけやぶ
)
筍笠
(
たけのこがさ
)
籠
(
こも
)
罵
(
ののし
)
膝
(
ひざ
)
艶々
(
つやつや
)
芒
(
すすき
)
草鞋
(
わらじ
)
蒔
(
ま
)
蒲生
(
がもう
)
蝮
(
まむし
)
襷
(
たすき
)
覗
(
のぞ
)
覘
(
ねら
)