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つうれい
ふりがな文庫
“
通例
(
つうれい
)” の例文
打製石斧
打製石斧
(
だせいせきふ
)
は
通例
(
つうれい
)
長
(
なが
)
さ三寸計りにして、
其形状
(
そのけいぜう
)
は長方形、橢圓形、分銅形等なり。
刄
(
は
)
は一端に在る事有り、
兩端
(
れうたん
)
に在る事有り。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
告げ人というものにたいしてのあしらいかたには、
通例
(
つうれい
)
の
習慣
(
しゅうかん
)
がある。お政はそれらのことにも気がつかずに、たすきを手にして立ったまま話を聞いてる。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
私は
出所不明
(
しゅっしょふめい
)
の突然の衝動に駆られて、静座して筆記の準備をやる。それが連続的に現れる場合には、私は
通例
(
つうれい
)
早起して、毎日の最初の時間をそれに宛てる。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
肉体
(
にくたい
)
は
通例
(
つうれい
)
附近
(
ふきん
)
の
森蔭
(
もりかげ
)
や
神社
(
やしろ
)
の
床下
(
ゆかした
)
などに
隠
(
かく
)
し
置
(
お
)
き、ただ
引
(
ひ
)
き
抽
(
ぬ
)
いた
魂
(
たましい
)
のみを
遠方
(
えんぽう
)
に
連
(
つ
)
れ
出
(
だ
)
すものでござる。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
しかし僕の実験は、放送が終った午前十時から
夜明
(
よあ
)
け頃にかけてやるのが
通例
(
つうれい
)
でした。其の時間中は短波長通信には殊に好都合の成績が得られるからこんな変な時を選んだのです。
壊れたバリコン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
おごつた、
黄
(
き
)
じまの
郡内
(
ぐんない
)
である。
通例
(
つうれい
)
私
(
わたし
)
たちが
用
(
もち
)
ゐるのは、
四角
(
しかく
)
で
薄
(
うす
)
くて、ちよぼりとして
居
(
ゐ
)
て、
腰
(
こし
)
を
載
(
の
)
せるとその
重量
(
おもみ
)
で、
少
(
すこ
)
し
溢
(
あぶ
)
んで、
膝
(
ひざ
)
でぺたんと
成
(
な
)
るのだが、そんなのではない。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
暖国の雪一尺以下ならば
山川村里
(
さんせんそんり
)
立地
(
たちどころ
)
に
銀世界
(
ぎんせかい
)
をなし、雪の
飄々
(
へう/\
)
翩々
(
へん/\
)
たるを
観
(
み
)
て花に
諭
(
たと
)
へ玉に
比
(
くら
)
べ、
勝望美景
(
しようばうびけい
)
を
愛
(
あい
)
し、
酒食
(
しゆしよく
)
音律
(
おんりつ
)
の
楽
(
たのしみ
)
を
添
(
そ
)
へ、
画
(
ゑ
)
に
写
(
うつ
)
し
詞
(
ことば
)
につらねて
称翫
(
しようくわん
)
するは
和漢
(
わかん
)
古今の
通例
(
つうれい
)
なれども
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
是等諸種の摸樣は
通例
(
つうれい
)
彼此
(
ひが
)
相
(
あい
)
混
(
こん
)
じて施され居るなり。彩色には
總塗
(
そうぬ
)
り
有
(
あ
)
り、畫紋有り、兩種を合算するも其數甚少し。色は何れも赤なれど其内に四五種の別有り。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
そなたも
知
(
し
)
る
蛇
(
へび
)
の
脱殻
(
ぬけがら
)
——
丁度
(
ちょうど
)
あれに
似
(
に
)
た
薄
(
うす
)
い
薄
(
うす
)
い
皮
(
かわ
)
が、
竜神
(
りゅうじん
)
の
躯
(
からだ
)
から
脱
(
ぬ
)
けて
落
(
お
)
ちるのじゃ。
竜神
(
りゅうじん
)
は
通例
(
つうれい
)
しッとりした
沼地
(
ぬまち
)
のような
所
(
ところ
)
でその
皮
(
かわ
)
を
脱
(
ぬ
)
ぎすてる……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
頭部
(
あたま
)
の
方
(
ほう
)
にもモー一
本
(
ぽん
)
見
(
み
)
えますが、それは
通例
(
つうれい
)
前
(
まえ
)
のよりもよほど
細
(
ほそ
)
いようで……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
石鏃
石鏃
(
せきぞく
)
は
通例
(
つうれい
)
長さ六七分にして其形状一定せざれど、何れも一端
鋭
(
するど
)
く
尖
(
とが
)
り、左右常に
均整
(
きんせい
)
なり。此種の石器
夥多
(
あまた
)
の中には
石質美麗
(
せきしつびれい
)
、
製作緻密
(
せいさくちみつ
)
、實用に供するは惜ししと思はるる物無きに非ず。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
“通例”の意味
《名詞》
通例(つうれい)
通常の例。一般の習わし。
《形容動詞》
通 例(つうれい)
通常では。一般的に。
(出典:Wiktionary)
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
例
常用漢字
小4
部首:⼈
8画
“通”で始まる語句
通
通夜
通過
通路
通人
通牒
通暁
通草
通常
通帳