“翩々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へんぺん90.0%
ひらひら5.0%
へん/\5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その草原が尽きるあたりに、石の垣をめぐらせた、小さい赤塗りの家が一軒、岩だらけの山を後にしながら、翩々(へんぺん)と日章旗を翻している。
長江游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
自分の隣に坐っていたお重が「大兄さんの時より淋しいのね」と私語(ささや)いた。その時は簫(しょう)や太鼓を入れて、巫女の左右に入れ交(か)う姿も蝶(ちょう)のように翩々(ひらひら)と華麗(はなやか)に見えた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
暖国の雪一尺以下ならば山川村里(さんせんそんり)立地(たちどころ)に銀世界(ぎんせかい)をなし、雪の飄々(へう/\)翩々(へん/\)たるを観(み)て花に諭(たと)へ玉に比(くら)べ、勝望美景(しようばうびけい)を愛(あい)し、酒食(しゆしよく)音律(おんりつ)の楽(たのしみ)を添(そ)へ、画(ゑ)に写(うつ)し詞(ことば)につらねて称翫(しようくわん)するは和漢(わかん)古今の通例(つうれい)なれども