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神樂坂
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かぐらざか
ふりがな文庫
“
神樂坂
(
かぐらざか
)” の例文
新字:
神楽坂
「半次さんが前々からお噂をしてをりましたよ。
神樂坂
(
かぐらざか
)
小町と言はれる娘があるが、ちよいと見せてやりたいくらゐだ——とか何んとか」
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此
(
こ
)
の
春着
(
はるぎ
)
で、
元日
(
ぐわんじつ
)
あたり、
大
(
たい
)
して
醉
(
ゑ
)
ひもしないのだけれど、
目
(
め
)
つきと
足
(
あし
)
もとだけは、ふら/\と
四五人
(
しごにん
)
揃
(
そろ
)
つて、
神樂坂
(
かぐらざか
)
の
通
(
とほ
)
りをはしやいで
歩行
(
ある
)
く。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ただ漫然と夕暮の
神樂坂
(
かぐらざか
)
の方へ歩いて行つた。
足相撲
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
隨分
(
ずゐぶん
)
故郷
(
こきよう
)
の
空
(
そら
)
の
懷
(
なつ
)
かしくなつた
事
(
こと
)
も
度々
(
たび/\
)
あつた——
昔
(
むかし
)
の
友人
(
ともだち
)
の
事
(
こと
)
や——
品川灣
(
しながはわん
)
の
朝景色
(
あさげしき
)
や——
上野淺草
(
うへのあさくさ
)
邊
(
へん
)
の
繁華
(
にぎやか
)
な
町
(
まち
)
の
事
(
こと
)
や——
新橋
(
しんばし
)
の
停車塲
(
ステーシヨン
)
の
事
(
こと
)
や——
回向院
(
ゑこうゐん
)
の
相撲
(
すまふ
)
の
事
(
こと
)
や——
神樂坂
(
かぐらざか
)
の
縁日
(
えんにち
)
の
事
(
こと
)
や——
萬
(
よろづ
)
朝報
(
てうほう
)
の
佛蘭西
(
フランス
)
小説
(
せうせつ
)
の
事
(
こと
)
や——
錦輝舘
(
きんきくわん
)
の
政談
(
せいだん
)
演説
(
えんぜつ
)
の
事
(
こと
)
や——
芝居
(
しばゐ
)
の
事
(
こと
)
や
浪花節
(
なにはぶし
)
の
事
(
こと
)
や
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
ね、親分、
神樂坂
(
かぐらざか
)
小町と言はれた、十九になつたばかりの娘が一人、人身御供にあげられて、
狒々
(
ひゝ
)
見てえな野郎の
弄
(
なぐさ
)
み物にされかけて居るんだ。
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
然
(
さ
)
れば、
神樂坂
(
かぐらざか
)
へ
行
(
い
)
きがけに、
前刻
(
さつき
)
郵便局
(
いうびんきよく
)
の
前
(
まへ
)
あたりで、
水入
(
みづい
)
らずの
夫婦
(
ふうふ
)
が
散歩
(
さんぽ
)
に
出
(
で
)
たのに、
餘
(
あま
)
り
話
(
はなし
)
がないから
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
先生
(
せんせい
)
、
小清潔
(
こざつぱり
)
とまゐりませんでも、せめて
縞柄
(
しまがら
)
のわかりますのを、
新年
(
しんねん
)
は
一枚
(
いちまい
)
と
存
(
ぞん
)
じます……
恐
(
おそ
)
れ
入
(
い
)
りますが、お
帳面
(
ちやうめん
)
を。」「また
濱野屋
(
はまのや
)
か。」
神樂坂
(
かぐらざか
)
には
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
執
(
しつ
)
こく呼び戻さうとしたのは、義理ある仲の父親の市之助で、母親の方は、決してうるさく申したわけではなく、肝腎の糸は、
神樂坂
(
かぐらざか
)
の家へ歸らうともしないのだ
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
牛込
(
うしごめ
)
の
方
(
はう
)
へは、
隨分
(
ずゐぶん
)
しばらく
不沙汰
(
ぶさた
)
をして
居
(
ゐ
)
た。しばらくと
言
(
い
)
ふが
幾年
(
いくねん
)
かに
成
(
な
)
る。このあひだ、
水上
(
みなかみ
)
さんに
誘
(
さそ
)
はれて、
神樂坂
(
かぐらざか
)
の
川鐵
(
かはてつ
)
(
鳥屋
(
とりや
)
)へ、
晩御飯
(
ばんごはん
)
を
食
(
た
)
べに
出向
(
でむ
)
いた。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
神樂坂
(
かぐらざか
)
ですよ」
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
最
(
もつと
)
も
神樂坂
(
かぐらざか
)
を
歩行
(
ある
)
くのは、
細君
(
さいくん
)
の
身
(
み
)
に
取
(
と
)
つて、
些
(
ちつ
)
とも
樂
(
たのし
)
みなことはなかつた。
既
(
すで
)
に
日
(
ひ
)
の
内
(
うち
)
におさんを
連
(
つ
)
れて、
其
(
そ
)
の
折
(
をり
)
は、
二枚袷
(
にまいあはせ
)
に
長襦袢
(
ながじゆばん
)
、
小紋
(
こもん
)
縮緬
(
ちりめん
)
三
(
み
)
ツ
紋
(
もん
)
の
羽織
(
はおり
)
で、
白足袋
(
しろたび
)
。
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
樂
部首:⽊
15画
坂
常用漢字
小3
部首:⼟
7画
“神樂坂”で始まる語句
神樂坂上
神樂坂下