“神樂坂下”の読み方と例文
新字:神楽坂下
読み方割合
かぐらざかした100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五月雨(さみだれ)の陰氣(いんき)な一夜(あるよ)、坂(さか)の上(うへ)から飛蒐(とびかゝ)るやうなけたゝましい跫音(あしおと)がして、格子(かうし)をがらりと突開(つきあ)けたと思(おも)ふと、神樂坂下(かぐらざかした)の其(そ)の新宅(しんたく)の二階(にかい)へ、いきなり飛上(とびあが)つて
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
やがて日(ひ)の暮(くれ)るまで尋(たづ)ねあぐんで、——夜(よ)あかしの茶飯(ちやめし)あんかけの出(で)る時刻(じこく)——神樂坂下(かぐらざかした)、あの牛込見附(うしごめみつけ)で、顏馴染(かほなじみ)だつた茶飯屋(ちやめしや)に聞(き)くと、其處(そこ)で……覺束(おぼつか)ないながら一寸(ちよつと)心當(こゝろあた)りが付いたのである。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)