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智恵
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ちゑ
ふりがな文庫
“
智恵
(
ちゑ
)” の例文
旧字:
智惠
「お前さんは、方々旅してあるいてるから、ずゐぶん、面白いことにもであつただらうね。そして
智恵
(
ちゑ
)
も多さうだね」
エミリアンの旅
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
釣
(
つり
)
をする、
網
(
あみ
)
を
打
(
う
)
つ、
鳥
(
とり
)
をさす、
皆
(
みんな
)
人
(
ひと
)
の
智恵
(
ちゑ
)
で、
何
(
な
)
にも
知
(
し
)
らない、
分
(
わか
)
らないから、つられて、
刺
(
さ
)
されて、たべられてしまふのだトかういふことだった。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
水
(
みづ
)
に
影
(
うつ
)
る
月
(
つき
)
を
奪
(
うば
)
はんとする
山猿
(
やまざる
)
よ、
無芸
(
むげい
)
無能
(
むのう
)
食
(
しよく
)
もたれ
総身
(
そうみ
)
に
智恵
(
ちゑ
)
の
廻
(
まは
)
りかぬる
男
(
をとこ
)
よ、
木
(
き
)
に
縁
(
よつ
)
て
魚
(
うを
)
を
求
(
もと
)
め
草
(
くさ
)
を
打
(
うつ
)
て
蛇
(
へび
)
に
驚
(
をどろ
)
く
狼狽
(
うろたへ
)
者
(
もの
)
よ、
白粉
(
おしろい
)
に
咽
(
む
)
せて
成仏
(
じやうぶつ
)
せん
事
(
こと
)
を
願
(
ねが
)
ふ
艶治郎
(
ゑんぢらう
)
よ
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
知らぬものは真の
文雅
(
ぶんが
)
の
士
(
し
)
とおもひ、
訪
(
とひ
)
よるさへも多ければ、
忽
(
たちま
)
ち
諸国
(
しよこく
)
にも
園
(
その
)
の名を
馨
(
かほ
)
らせ、
枝葉
(
えだは
)
の
栄
(
さか
)
え、それのみか、
根堅
(
ねがた
)
き
名園
(
めいゑん
)
を
斯
(
か
)
く
遺
(
のこ
)
して
年々
(
ねん/\
)
の
繁昌
(
はんじやう
)
、なみ/\の
智恵
(
ちゑ
)
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
勇気ばかりでなく、
智恵
(
ちゑ
)
もすぐれてゐるニナール姫は、そんな
危
(
あ
)
ぶないことをする代りに、別に安全な方法を考へ出して、アルライや、馬賊たちのすることをこつそりと見てゐました。
ラマ塔の秘密
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
▼ もっと見る
と
云
(
い
)
ふ所にお心を
附
(
つ
)
けて
蓄音器
(
ちくおんき
)
から
斯
(
か
)
ういふ
発明
(
はつめい
)
をなさると
云
(
い
)
ふは、
当家
(
こちら
)
の
御主人
(
ごしゆじん
)
に
夫
(
それ
)
だけの
学問
(
がくもん
)
もなければならず、お
智恵
(
ちゑ
)
もなければ
出
(
で
)
けんことぢやが、
何
(
ど
)
うも
結構
(
けつこう
)
な
御商法
(
ごしやうはふ
)
ですな
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
負
(
ま
)
けて
退
(
ひ
)
く人を弱しと思ふなよ
智恵
(
ちゑ
)
の力の強き
故
(
ゆゑ
)
なり
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
木
(
き
)
だの、
草
(
くさ
)
だのだと、
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
くと
動
(
うご
)
くんだけれど、
茸
(
きのこ
)
だから、あの、
茸
(
きのこ
)
だからゆつさりとしもしませぬ。これが
智恵
(
ちゑ
)
があつて
釣
(
つり
)
をする
人間
(
にんげん
)
で、
些少
(
ちつと
)
も
動
(
うご
)
かない。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「大きいうへに、のんきで、そしてまたとても
智恵
(
ちゑ
)
があります。むかし、鳥と獣との戦争の時、うらぎりをして、どちらからも仲間はづれにされたといふ、あんな
卑怯
(
ひけふ
)
なのぢやありません」
エミリアンの旅
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
負けて
勝
(
か
)
つ
智恵
(
ちゑ
)
の
力
(
ちから
)
の
強
(
つよ
)
さにはたれも感心するぞ
韓信
(
かんしん
)
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
また
智恵
(
ちゑ
)
があるつて
口
(
くち
)
を
利
(
き
)
かれないから
鳥
(
とり
)
とくらべツこすりや、
五分
(
ごぶ
)
五分のがある、それは
鳥
(
とり
)
さしで。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ところで、わたしが一つ、面白い話をきかせてあげよう。秘密な話だよ。それから、お前さんも少し
智恵
(
ちゑ
)
をしぼつて、わたしがこゝから逃げだせるやうな方法を、いつしよに考へてくれないかね」
エミリアンの旅
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
と
智恵
(
ちゑ
)
のない
声
(
こゑ
)
をしながら、
無暗
(
むやみ
)
に
人
(
ひと
)
を
呼
(
よ
)
んで、
雪枝
(
ゆきえ
)
は
山路
(
やまみち
)
を
駆
(
かけ
)
づり
廻
(
まは
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
智
漢検準1級
部首:⽇
12画
恵
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“智恵”で始まる語句
智恵取
智恵袋
智恵者
智恵鑑
智恵嚢