“智恵袋”の読み方と例文
読み方割合
ちえぶくろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この氷上の怪人団の智恵袋ちえぶくろといわれている人物であって、やがてこの丁坊を、死よりも、もっとつらい仕事に使おうとしているとは、神ならぬ身の丁坊は知るよしもなかった。
大空魔艦 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その実これは歴史から来る迷信めいしんであり、過去の法制局長官に非常に威勢いせいのよい政治家が多かったことと、昔の官僚かんりょう政治の中で、法制局が内閣の智恵袋ちえぶくろの役割をつとめた事から来ている。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
ほう、これはひどい雨になったな。——で其の次兄というのが、智恵袋ちえぶくろを、いくたびもいくたびもしぼりかえしているうちに、とうとう彼は、その場に三尺も躍りあがるような、素晴らしい復讐ふくしゅう
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)