“ちえぶくろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
智恵袋50.0%
智慧袋33.3%
智恵嚢16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その実これは歴史から来る迷信めいしんであり、過去の法制局長官に非常に威勢いせいのよい政治家が多かったことと、昔の官僚かんりょう政治の中で、法制局が内閣の智恵袋ちえぶくろの役割をつとめた事から来ている。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
娘も壻もきまり悪さに、智慧袋ちえぶくろを絞ってついた嘘だ。その上壻の身になれば、ああでも云わぬと、一人娘は、容易にくれまいと思ったかも知れぬ。お婆さん、お前はどうしたと云うのだ。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あるほどの智恵嚢ちえぶくろを絞り趣向して、提灯ちょうちんと、飾物かざりものと、旗と幔幕まんまくと、人は花のちまたを練り歩くのであった。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)