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やくだ
信吉は、
自分の
持っているものが、いつか
学問のうえに
役立てば、ひとりこの
人のみの
喜びでない、
人類の
幸福と
思いましたから
石器は
作り
方やその
形もお
互に
似てゐて、ほとんど
世界中、その
變りは
少いのでありますから、
文化の
關係その
他の
研究には
土器ほどに
役立ちません。
以上で
森林と
人との
密接な
關係、
人間が
昔から
森林をいろ/\に
利用して
來てゐるお
話をしました。この
外にも
森林は
人間の
生活にいろ/\の
役立ちをしてゐます。
古いものは
新しいものに
生まれかわって、はじめて
役立つということに
違いない。
併し、さういふ
偉い
婦人の
傳記は、
料理や
裁縫と
同じやうに、
果たして
婦人のみに
役立つものであらうか、
言ひ
換へれば、その
傳記の
主人公が
婦人だといふ
事が、それ
程讀者たる
婦人の
上に
「おれは、
自分のもてる
能力が、たとえわずかばかりにせよ、これを
発揮して、
世の
中の
人々のために、
役立てよう。」
これを
打製石斧といつてゐます。しかし
打製石斧には
實際物を
切るために
役立つ
刃がありません。
手に
職をおぼえるほうが
将来のためにも
役立つだろうと、いいきかせてください。
後にはその
突起がまた
飾りの
意味にも
役立つことになつたのであります。
そればかりでなく、
品物の
使い
道がまた
死んでいた。というのは、
金持ちの
奥さまや、
令嬢がたが
着るためであって、ただそうしたおしゃれの
人たちの
虚栄心を
満足させるに
役立つだけだった。
「
僕の
拾った
勾玉や、
土器が、
学問のうえに
役立つというんだよ。」