引連ひきつ)” の例文
此時このとき領主りゃうしゅ公爵こうしゃく多勢おほぜい從者じゅうしゃ引連ひきつれて出る。モンタギュー長者夫婦ちゃうじゃふうふ、カピューレット長者夫婦ちゃうじゃふうふ其他そのた多勢おほぜい出る。
三世さんぜ一娑婆ひとしやば因果いんぐわ約束やくそくつながつたと、いづれも發起仕ほつきつかまつり、懺悔ざんげをいたし、五欲ごよくはなれて、たゞいまでは、それなる盲人めくらともろともに、三人さんにん一所いつしよに、つゑ引連ひきつれて、ひるおもてはづかしい
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かくしづんでときには、にぎはしき光景くわうけいにてもながめなば、幾分いくぶんこゝろなぐさむるよすがともならんとかんがへたので、わたくし兩人ふたり引連ひきつれて、此時このときばんにぎはしくえた船首せんしゆかたうつした。
伯父をぢさんはとうさんたち引連ひきつれまして、日頃ひごろしたしくする近所きんじよ家々うち/\挨拶あいさつりました。大黒屋だいこくやれば小母をばさんたちうちそとまで見送みおくり、俵屋たはらやればおばあさんが見送みおくつてれました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
おもふに大佐たいさ暗夜あんやじようじて、ひそかにその部下ぶか引連ひきつ本邦ほんぽうをば立去たちさりしものならん、此事このこと海軍部内かいぐんぶないおいてもきはめて秘密ひみつとするところにして、何人なんぴとその行衞ゆくえものなし、たゞ心當こゝろあたりともきは
領主りゃうしゅ公爵こうしゃくエスカラス、從者じゅうしゃ多勢おほぜい引連ひきつれてる。
ロレンス法師ほふしとパリス、樂人がくじんらを引連ひきつれて出る。