“海軍部内”の読み方と例文
読み方割合
かいぐんぶない100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海軍部内かいぐんぶない其人そのひとありとられたる豫備海軍大佐櫻木重雄氏よびかいぐんたいささぐらぎしげをしは一昨年さくねん英國エイこくあそ歸朝きてう以來いらいふかくわだつるところあり、おどろ軍事上ぐんじじやう大發明だいはつめいをなして、我國々防上わがくにこくぼうじやう貢獻こうけんするところあらんと
おもふに大佐たいさ暗夜あんやじようじて、ひそかにその部下ぶか引連ひきつ本邦ほんぽうをば立去たちさりしものならん、此事このこと海軍部内かいぐんぶないおいてもきはめて秘密ひみつとするところにして、何人なんぴとその行衞ゆくえものなし、たゞ心當こゝろあたりともきは
日本政府につぽんせいふこゝろよ濱島氏はまじましこゝろざしれ、海軍部内かいぐんぶないでは、特別とくべつ詮議せんぎがあつて、たゞちに松島大佐閣下まつしまたいさかくか回航委員長くわいかうゐゐんちやうにんあたこととなり、いま大佐たいさ本艦々長ほんかん/\ちやう資格しかくをもつて日本につぽん廻航中くわいかうちう濱島氏夫妻はまじましふさい