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屈強
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くつきやう
ふりがな文庫
“
屈強
(
くつきやう
)” の例文
それが
僕
(
ぼく
)
の
出身
(
しゆつしん
)
の
學校
(
がくかう
)
なのです、四十
幾歳
(
いくさい
)
の
屈強
(
くつきやう
)
な
體躯
(
からだ
)
をした
校長
(
かうちやう
)
大島氏
(
おほしまし
)
は、四五
人
(
にん
)
の
教員
(
けうゐん
)
を
相手
(
あひて
)
に二百
餘人
(
よにん
)
の
生徒
(
せいと
)
の
教鞭
(
けふべん
)
を
採
(
と
)
つて
居
(
を
)
られます。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
屈強
(
くつきやう
)
な若者達が、船から運び出す荷を、
陸
(
をか
)
に待つて居る人足が、言葉少なに受取つて、何處ともなく姿を消します。
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
待
(
まつ
)
には
屈強
(
くつきやう
)
の
腰掛
(
こしかけ
)
なりと心中に
點頭
(
うなづき
)
これよりは
別
(
べつ
)
して萬事に氣をつけ何事も
失費
(
しつぴ
)
なき樣にして
聊
(
いさゝ
)
かでも利分を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼女は
骨格
(
こつかく
)
の
屈強
(
くつきやう
)
な、肩の張つた、手足の頑丈な、脊の高くない、ぶく/\してはゐないが
肥
(
ふと
)
り
肉
(
じゝ
)
の婦人だつた。稍大顏で、二重顎の下ががつしり發達してゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
客
(
きやく
)
は
結城朝之助
(
ゆふきとものすけ
)
とて、
自
(
みづか
)
ら
道樂
(
だうらく
)
ものとは
名
(
な
)
のれども
實体
(
じつてい
)
なる
處
(
ところ
)
折々
(
をり/\
)
に
見
(
み
)
えて
身
(
み
)
は
無職業
(
むしよくげふ
)
妻子
(
さいし
)
なし、
遊
(
あそ
)
ぶに
屈強
(
くつきやう
)
なる
年頃
(
としごろ
)
なればにや
是
(
こ
)
れを
初
(
はじ
)
めに一
週
(
しゆう
)
には二三
度
(
ど
)
の
通
(
かよ
)
ひ
路
(
ぢ
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
もう
一呼吸
(
ひといき
)
で、
燃
(
も
)
え
上
(
あが
)
るところであつた。
臺所
(
だいどころ
)
から、
座敷
(
ざしき
)
へ、
水
(
みづ
)
も
夜具
(
やぐ
)
も
布團
(
ふとん
)
も
一所
(
いつしよ
)
に
打
(
ぶ
)
ちまけて、こたつは
忽
(
たちま
)
ち
流
(
なが
)
れとなつた。が
屈強
(
くつきやう
)
な
客
(
きやく
)
が
居合
(
ゐあは
)
せた。
女中
(
ぢよちう
)
も
働
(
はたら
)
いた。
家内
(
かない
)
も
落
(
おち
)
ついた。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
見附外の少し離れた空地、三脚の臺を据ゑ、天眼鏡を構へた易者は、時々編笠を取つて汗を拭きますが、
無精髮
(
ぶしやうがみ
)
の總髮、まだ四十そこ/\の
屈強
(
くつきやう
)
な男です。
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
味方にせねば
成就
(
じやうじゆ
)
し
難
(
がた
)
し
夫
(
そ
)
は
屈強
(
くつきやう
)
の者なりといふにぞ天忠は打悦び天一坊へ申けるは今日
拙寺
(
せつじ
)
へ參る所の
客人
(
きやくじん
)
は
舊
(
もと
)
京都
(
きやうと
)
九條家の御家來にて當時は浪人し山内伊賀亮と申す
大器量人
(
だいきりやうじん
)
なり上は
天文地理
(
てんもんちり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
見て大に悦びまづ是にて
災
(
わざはひ
)
の
根
(
ね
)
は
斷
(
たち
)
たれば更に
心殘
(
こゝろのこ
)
りなし大望
成就
(
じやうじゆ
)
は
疑
(
うたが
)
ひなし今は此地に用はなし
急
(
いそ
)
ぎ他國へ
立越
(
たちこえ
)
ん幸ひ
濃州
(
のうしう
)
谷汲の長
洞村
(
ほらむら
)
法華
(
ほつけ
)
山常樂院長洞寺の天忠日信と云は
親
(
おや
)
藤井紋太夫の弟にて我爲には實の
伯父
(
をぢ
)
なるが
斯
(
かゝ
)
る事の相談には
屈強
(
くつきやう
)
の
軍略
(
ぐんりやく
)
人にて過つる
頃
(
ころ
)
大
恩
(
おん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“屈強”の意味
《名詞・形容動詞》
強くて頑丈なこと。また、そのさま。
(出典:Wiktionary)
屈
常用漢字
中学
部首:⼫
8画
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
“屈”で始まる語句
屈
屈竟
屈託
屈托
屈辱
屈指
屈曲
屈原
屈伏
屈託顔