“くつきやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屈竟50.0%
屈強29.2%
究竟8.3%
倔強4.2%
崛強4.2%
窟竟4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Kのをぢさんも不運に生れた一人で、こんな相談相手に選ばれるには屈竟くつきやうの人間であつた。をぢさんは無論喜んで引受けた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
屈強くつきやうな若者達が、船から運び出す荷を、をかに待つて居る人足が、言葉少なに受取つて、何處ともなく姿を消します。
身体の究竟くつきやうさ。まことに奈美女の為ならば生命いのちも棄て兼ねまじき気色なり。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
倔強くつきやうの若者が二人ばかり宿とまつてゐたが、恐れてしまつて何の役にも立たなかつた時の話である。伝右衛門は祖父の名で未だ存命中であつた。熊次郎は父の名である。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
当時崛強くつきやうの男で天下の実勢を洞察するの明のあつた者は、君臣の大義、順逆の至理を気にせぬ限り、何ぞ首をして生白い公卿のもとに付かうやと、勝手理屈で暴れさうな情態もあつたのである。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
たどりすぎ人の心にとげぞ有る殼枳寺からたちでら切道きりどほし切るゝ身とは知らずともやがて命は仲町と三次は四邊あたり見廻すにしのばずと云ふ名は有りといけはたこそ窟竟くつきやうの所と思へどまだ夜もあさければ人の往來ゆききたえざる故山下通り打過て漸々やう/\思ひ金杉と心の坂本さかもとどほこし大恩寺だいおんじまへへ曲り込ば此處は名におふ中田圃なかたんぼ右も左りも畔道あぜみちにて人跡じんせきさへも途絶とだえたる向ふは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)