“くきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
究竟80.0%
苦境20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝにこの因果を観じて如是にょぜ本末の理趣ことわり究竟くきょうし、根元こんげんを断証して菩提心に転じ、一宇の伽藍がらんを起して仏智慧ぶつちえ荘儼しょうごんたてまつり、一念称名しょうみょう人天咸供敬にんてんげんくぎょうの浄道場となせる事あり。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
和合究竟くきょうに達してはいかに猛勢の対手あいてもたちまち萎縮するより女根に大破殺力ありとしたので、おもうに琉球の墓も本に還るてふ意味と兼ねて死を標すために女根に象ったであろう。
などという人々で、その名を見るからに菊池半助のこんどの試合しあいはすこぶる苦境くきょうにあるらしく
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)