トップ
>
娯樂
>
ごらく
ふりがな文庫
“
娯樂
(
ごらく
)” の例文
新字:
娯楽
娯樂
(
ごらく
)
ものの
講談
(
かうだん
)
に、
近頃
(
ちかごろ
)
大立
(
おほだて
)
ものの、
岡引
(
をかつぴき
)
が、つけて、
張
(
は
)
つて、
見
(
み
)
さだめて、
御用
(
ごよう
)
と、
捕
(
と
)
ると、
其
(
そ
)
の
幽靈
(
いうれい
)
は……
女
(
わか
)
い
女
(
をんな
)
とは
見
(
み
)
たものの
慾目
(
よくめ
)
だ。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼等
(
かれら
)
は
外
(
そと
)
からの
人目
(
ひとめ
)
を
雨戸
(
あまど
)
に
避
(
さ
)
けて
其
(
そ
)
の
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
娯樂
(
ごらく
)
とされてある
寶引
(
はうびき
)
をしようといふのであつた。
疊
(
たゝみ
)
には八
本
(
ほん
)
の
紺
(
こん
)
の
寶引絲
(
はうびきいと
)
がざらりと
投
(
な
)
げ
出
(
だ
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
私に分け與へられた
娯樂
(
ごらく
)
は、たゞイライザとヂョウヂアァナの毎日の
裝
(
よそほ
)
ひを見てゐることゝ、彼女等が薄いモスリンを着、赤い帶をしめ、髮を美しく
縮
(
ちゞ
)
らせて
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
宗助
(
そうすけ
)
には
此
(
この
)
累々
(
るゐ/\
)
たる
黒
(
くろ
)
いものが、
悉
(
こと/″\
)
く
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
娯樂
(
ごらく
)
の
席
(
せき
)
へ
來
(
き
)
て、
面白
(
おもしろ
)
く
半夜
(
はんや
)
を
潰
(
つぶ
)
す
事
(
こと
)
の
出來
(
でき
)
る
餘裕
(
よゆう
)
のある
人
(
ひと
)
らしく
思
(
おも
)
はれた。
彼
(
かれ
)
は
何
(
ど
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
ても
羨
(
うらや
)
ましかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
君達
(
きみたち
)
の
娯樂
(
ごらく
)
ともならばし
給
(
たま
)
へと
美
(
うつく
)
しき
身
(
み
)
を
魂
(
たましひ
)
を
投
(
な
)
ぐ」といふあなたの歌をS
誌上
(
しじやう
)
に見たその時の、なんともいふことの出來ないその
心持
(
こゝろもち
)
を、私はまだまざ/\とおぼえてゐます。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
▼ もっと見る
彼は私が
娯樂
(
ごらく
)
を欲しがつてはゐない、仕事を望んでゐるのだ、私の現在の生活には餘りに
據
(
よ
)
り所がないので、何か一つの目的を求めてゐるのだと云ふのだつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
只
(
たゞ
)
彼等
(
かれら
)
の
凡
(
すべ
)
ては
藁
(
わら
)
を
打
(
う
)
つて
繩
(
なは
)
を
綯
(
な
)
ふべき
夜
(
よる
)
の
務
(
つと
)
めを
捨
(
すて
)
て
公然
(
こうぜん
)
一
所
(
しよ
)
に
集合
(
しふがふ
)
する
機會
(
きくわい
)
を
見出
(
みいだ
)
すことを
求
(
もと
)
めて
居
(
ゐ
)
る。
集合
(
しふがふ
)
することが
直
(
たゞち
)
に
彼等
(
かれら
)
に
娯樂
(
ごらく
)
を
與
(
あた
)
へるからである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
自分
(
じぶん
)
の
氣晴
(
きばら
)
しや
保養
(
ほやう
)
や、
娯樂
(
ごらく
)
もしくは
好尚
(
かうしやう
)
に
就
(
つ
)
いてゞすら、
斯樣
(
かやう
)
に
節儉
(
せつけん
)
しなければならない
境遇
(
きやうぐう
)
にある
宗助
(
そうすけ
)
が、
小六
(
ころく
)
の
爲
(
ため
)
に
盡
(
つく
)
さないのは、
盡
(
つく
)
さないのではない、
頭
(
あたま
)
に
盡
(
つく
)
す
餘裕
(
よゆう
)
のないのだとは
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼等
(
かれら
)
は
只
(
たゞ
)
朋輩
(
ほうばい
)
と
共
(
とも
)
に
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
ることより
外
(
ほか
)
に「まち」というても
別
(
べつ
)
に
目的
(
もくてき
)
もなければ
娯樂
(
ごらく
)
もないのである。
其
(
そ
)
れで
彼等
(
かれら
)
は
少
(
すこ
)
しでも
異
(
ことな
)
つた
出來事
(
できごと
)
を
見逃
(
みのが
)
すことを
敢
(
あへ
)
てしないのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
娯
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
樂
部首:⽊
15画
“娯”で始まる語句
娯
娯楽
娯楽会
娯楽場
娯楽室
娯楽街
娯楽機関
娯楽遊戯