“ごらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
娯樂50.0%
娯楽40.0%
吾楽10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等かれらそとからの人目ひとめ雨戸あまどけて唯一ゆゐいつ娯樂ごらくとされてある寶引はうびきをしようといふのであつた。たゝみには八ほんこん寶引絲はうびきいとがざらりとされた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
あいつは、ふた言目には品性だの、精神的娯楽ごらくだのと云うくせに、裏へまわって、芸者と関係なんかつけとる、しからんやつだ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
上野の音楽学校に開かれる演奏会の切符を売る西洋の楽器店は、二軒とも人の知っている通り銀座通りにある。新しい美術品の展覧場てんらんじょう吾楽ごらく」というものが建築されたのは八官町はちかんちょうの通りである。
銀座 (新字新仮名) / 永井荷風(著)