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収穫
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しゅうかく
ふりがな文庫
“
収穫
(
しゅうかく
)” の例文
旧字:
收穫
九月は農家の
祭月
(
まつりづき
)
、大事な
交際季節
(
シーズン
)
である。風の心配も兎やら
恁
(
こ
)
うやら通り越して、先
収穫
(
しゅうかく
)
の見込がつくと、
何処
(
どこ
)
の村でも祭をやる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
その
年
(
とし
)
は、りんごに
虫
(
むし
)
がつかずよく
実
(
みの
)
って、
予想
(
よそう
)
したよりも、
多
(
おお
)
くの
収穫
(
しゅうかく
)
があったのであります。
村
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、たがいに
語
(
かた
)
らいました。
牛女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
寒くならないうちに
晩稲
(
おくて
)
の
収穫
(
しゅうかく
)
をすましてしまいたい、
蕎麦
(
そば
)
も取ってしまいたい、麦も
蒔
(
ま
)
いてしまいたい。百姓はこう思ってみな一生懸命に働いた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
だから耕作は二重三重にらくになり、
収穫
(
しゅうかく
)
は
桁
(
けた
)
ちがいに増大した。農民たちの働く時間はすくなくなって、自分が自由に使える時間がたくさんできた。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
あとで、船室に集まった皆が、ハワイでの
収穫
(
しゅうかく
)
を話しあったとき、坂本さんが、ニヤニヤ笑いながら、ぼくとだぼ沙魚嬢のロオマンスを
素
(
す
)
ッ
破
(
ぱ
)
抜
(
ぬ
)
きました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
▼ もっと見る
そしてその努力のゆたかな
収穫
(
しゅうかく
)
として、かれの芸術は、そのあと一作ごとに、ますますはばと厚味を加えて行って、ついに世界的なかがやきをおびるに至ったのだと思う。
「ヴェニスに死す」解説
(新字新仮名)
/
実吉捷郎
(著)
そしてその努力のゆたかな
収穫
(
しゅうかく
)
として、かれの芸術は、そのあと一作ごとに、ますますはばと厚味を加えて行って、ついに世界的なかがやきをおびるに至ったのだと思う。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
いきなり一堂に集まって相談しあってみたところで、大した
収穫
(
しゅうかく
)
は得られないだろうと思う。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
それでその後この研究室の研究はいつの間にか立ち
枯
(
が
)
れの姿になってしまった。ノーベル賞受賞者のリチャードソンもこの一系の研究ではついに大した
収穫
(
しゅうかく
)
には到達しなかった。
実験室の記憶
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
ただ
農作
(
のうさく
)
を
妨
(
さまた
)
ぐるのみにして、米の
収穫
(
しゅうかく
)
如何
(
いかん
)
は貿易上に関係なしといえども、東北地方は我国の
養蚕地
(
ようさんち
)
にして、もしもその地方が戦争のために
荒
(
あ
)
らされて生糸の
輸出
(
ゆしゅつ
)
断絶
(
だんぜつ
)
する時は
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
商人は商人、教師は教師、役人は役人と
己
(
おの
)
れの
預
(
あずか
)
っている職務に
忠実
(
ちゅうじつ
)
にして、なおかつ思想は高く俗界を
超越
(
ちょうえつ
)
して、商人が金を造っても金を目的とせず、農家が
肥料
(
ひりょう
)
を
施
(
ほどこ
)
しても
収穫
(
しゅうかく
)
以上に目的を置き
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
みんなは
自分
(
じぶん
)
たちが
食
(
く
)
いきれぬほど
収穫
(
しゅうかく
)
のあるのを
喜
(
よろこ
)
んでいます。その
有
(
あ
)
り
様
(
さま
)
は、とてもこの
天国
(
てんごく
)
の
楽園
(
らくえん
)
の
有
(
あ
)
り
様
(
さま
)
どころではありません。
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
今日の
収穫
(
しゅうかく
)
は、あるいはアルコール漬の標本を作っただけだったかもしれないね。そのうち、その標本が
瓶
(
びん
)
ごと捨てられる時が来るだろう。それじゃ、あんまりみじめではないかね。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
そして栄養になるものを短い期間に
収穫
(
しゅうかく
)
できるようになりました。
三十年後の東京
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
目籠
(
めかご
)
背負
(
せお
)
って
茄子
(
なす
)
隠元
(
いんげん
)
の
収穫
(
しゅうかく
)
にも往った。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
はたして、その
年
(
とし
)
の
芋
(
いも
)
の
収穫
(
しゅうかく
)
は、いつものようにやはりよかったのであります。
甲
(
こう
)
は、その
芋
(
いも
)
をすっかり
倉
(
くら
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れて
隠
(
かく
)
してしまいました。
自分で困った百姓
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
貴重
(
きちょう
)
な
収穫
(
しゅうかく
)
だ。そういうときには、玉太郎が先へ出た。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
秋
(
あき
)
の
収穫
(
しゅうかく
)
もすんでしまうと、
来年
(
らいねん
)
の
春
(
はる
)
まで、
地面
(
じめん
)
は、
雪
(
ゆき
)
や、
霜
(
しも
)
のために
堅
(
かた
)
く
凍
(
こお
)
ってしまいますので、
牛
(
うし
)
を
小舎
(
こや
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れておいて、
休
(
やす
)
ましてやらなければなりません。
百姓の夢
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一時間あまりを
空費
(
くうひ
)
して、何の
収穫
(
しゅうかく
)
もなかった。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ことに、
収穫
(
しゅうかく
)
のすむ
秋
(
あき
)
になると、
空
(
そら
)
の
色
(
いろ
)
は
冴
(
さ
)
えて、
木々
(
きぎ
)
の
葉
(
は
)
が
色
(
いろ
)
づき、
遠
(
とお
)
くのながめもはっきりとして、ひとしおでありました。ちょうど、そのころ、お
祭
(
まつ
)
りがあります。
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
意外なる
収穫
(
しゅうかく
)
什器破壊業事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“収穫”の解説
収穫(しゅうかく、harvest)とは成熟した農作物を収集すること。
(出典:Wikipedia)
収
常用漢字
小6
部首:⼜
4画
穫
常用漢字
中学
部首:⽲
18画
“収穫”で始まる語句
収穫時
収穫期
収穫後
収穫物
収穫所
収穫祭
収穫蔵
収穫女王
収穫貴婦人