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反射
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はんしゃ
ふりがな文庫
“
反射
(
はんしゃ
)” の例文
太陽
(
たいよう
)
の
光
(
ひかり
)
はまぶしく、
銀貨
(
ぎんか
)
の
面
(
おもて
)
に
反射
(
はんしゃ
)
しました。みんなは、この
光
(
ひかり
)
をおそれるように
後退
(
あとしさ
)
りをしました。そして、
目
(
め
)
をみはりました。
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
光が物にあたったとき
反射
(
はんしゃ
)
するか、そのまま
吸収
(
きゅうしゅう
)
されてしまうか、または光がおれまがる
具合
(
ぐあい
)
によって、いろいろな色とか、形とかが
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
湖水は天の色を
反射
(
はんしゃ
)
して、ただ一円のほのおのように見える、十二時ごろ、さすがの電光も雷鳴もようやくおとろえはじめた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
これに
反射
(
はんしゃ
)
する日光は、目をぐらつかせるほどであるが、日中、はだしで砂の上を歩いても、足のうらが熱くない。白い色は、熱をすいとらないからだ。
無人島に生きる十六人
(新字新仮名)
/
須川邦彦
(著)
一
枚
(
まい
)
一
枚
(
まい
)
名工
(
めいこう
)
がのみで
彫
(
ほ
)
ってつけたような、
厚
(
あつ
)
い
固
(
かた
)
い
感
(
かん
)
じで、
黒
(
くろ
)
と
見
(
み
)
えるほどの
濃緑色
(
のうりょくしょく
)
は、エナメルをぬったようにつややかで、
陽
(
ひ
)
のあたる
方
(
ほう
)
の
葉
(
は
)
は
眼
(
め
)
に
痛
(
いた
)
いくらい
光
(
ひかり
)
を
反射
(
はんしゃ
)
するのだ。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
▼ もっと見る
ジョバンニはその小さく小さくなっていまはもう一つの
緑
(
みどり
)
いろの
貝
(
かい
)
ぼたんのように見える森の上にさっさっと青じろく時々光ってその
孔雀
(
くじゃく
)
がはねをひろげたりとじたりする光の
反射
(
はんしゃ
)
を見ました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
時
(
とき
)
どき
営庭
(
えいてい
)
の
燈
(
ひ
)
に
反射
(
はんしゃ
)
する
銃剣
(
じうけん
)
を
見詰
(
みつ
)
めながら
一九三二・二・二六:―白テロに斃た××聯隊の革命的兵士に―
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
そして、
遠
(
とお
)
くにゆくまで、その
光
(
ひか
)
ったいただきが、
望
(
のぞ
)
まれたのであります。さびしい、
入
(
い
)
り
日
(
ひ
)
が、
雲
(
くも
)
を
破
(
やぶ
)
って、その
氷山
(
ひょうざん
)
に
反射
(
はんしゃ
)
しています。
幽霊船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たとえば、われわれが赤い
布
(
ぬの
)
をみるとするね。赤くみえるのは、
太陽
(
たいよう
)
の
光線
(
こうせん
)
のなかで赤い色のところだけを
布
(
ぬの
)
が
反射
(
はんしゃ
)
して、あとの色はみんな
吸
(
す
)
いこんでしまうからなんだ。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
農場
(
のうじょう
)
の
耕耘部
(
こううんぶ
)
の
農夫室
(
のうふしつ
)
は、雪からの
反射
(
はんしゃ
)
で白びかりがいっぱいでした。
耕耘部の時計
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
冬
(
ふゆ
)
のない
南方
(
なんぽう
)
は、まだ
真夏
(
まなつ
)
であります。
湖
(
みずうみ
)
の
水
(
みず
)
は、
銀
(
ぎん
)
のごとく、
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
を
反射
(
はんしゃ
)
していました。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また光をぜんぶ
反射
(
はんしゃ
)
してしまえば、白くきらきらとかがやいてみえるだろう。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
野ばらは赤い光の
点々
(
てんてん
)
を王子の顔に
反射
(
はんしゃ
)
させながら
虹の絵の具皿:(十力の金剛石)
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
は、
下界
(
げかい
)
をおおうた
雪
(
ゆき
)
の
面
(
おもて
)
に
反射
(
はんしゃ
)
して、
子供
(
こども
)
の
顔
(
かお
)
がかすかにわかったのであります。けれど、その
子供
(
こども
)
は、
彼女
(
かのじょ
)
が
探
(
さが
)
している
自分
(
じぶん
)
の
死
(
し
)
んだ
子供
(
こども
)
ではありませんでした。
星の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まぶしい山の雪の
反射
(
はんしゃ
)
です。
イーハトーボ農学校の春
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そのうちに、
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れかかった。
木々
(
きぎ
)
のこずえが、さやさやと
鳴
(
な
)
りはじめて、
空
(
そら
)
の
色
(
いろ
)
は、
青黒
(
あおぐろ
)
く
見
(
み
)
え、
燈火
(
ともしび
)
の
光
(
ひかり
)
がきらめき、
草
(
くさ
)
の
葉
(
は
)
や、
木
(
き
)
のこずえに
反射
(
はんしゃ
)
しているのが
見
(
み
)
られたのです。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
晩方
(
ばんがた
)
など、
入
(
い
)
り
日
(
ひ
)
の
紅
(
あか
)
くさしこむ
窓
(
まど
)
の
下
(
もと
)
で、お
姉
(
ねえ
)
さまがピアノをお
弾
(
ひ
)
きなさるとき、
露子
(
つゆこ
)
は、じっとそのそばにたたずんで、いちいち
手
(
て
)
の
動
(
うご
)
くのから、
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
がピアノに
当
(
あ
)
たって
反射
(
はんしゃ
)
しているのから
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“反射”の解説
反射 (物理学)
反射(はんしゃ、en: reflection)とは、光や音などの波がある面で跳ね返る反応のことである。
(出典:Wikipedia)
反
常用漢字
小3
部首:⼜
4画
射
常用漢字
小6
部首:⼨
10画
“反射”で始まる語句
反射鏡
反射炉
反射光
反射凸面鏡
反射的動作