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偉
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おほい
ふりがな文庫
“
偉
(
おほい
)” の例文
また
最終
(
いやはて
)
の夜と
最始
(
いやさき
)
の晝との間に、これらの道のいづれによりても、かく
尊
(
たふと
)
くかく
偉
(
おほい
)
なる
業
(
わざ
)
は爲されしことなし爲さるゝことあらじ 一一二—一一四
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
時々
(
とき/″\
)
、
魔
(
ま
)
の
腕
(
うで
)
のやうな
眞黒
(
まつくろ
)
な
煙
(
けむり
)
が、
偉
(
おほい
)
なる
拳
(
こぶし
)
をかためて、
世
(
よ
)
を
打
(
う
)
ちひしぐ
如
(
ごと
)
くむく/\
立
(
た
)
つ。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
偉
(
おほい
)
なる力のごとく避けがたき美しさもて君せまり来ぬ
かろきねたみ
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
偉
(
おほい
)
なるかな
空
(
そら
)
の宵、
天
(
あめ
)
の廣葉は
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
ひそかに
思
(
おも
)
ふ。
湖
(
みづうみ
)
の
全景
(
ぜんけい
)
は、
月宮
(
げつきう
)
よりして、
幹
(
みき
)
紫
(
むらさき
)
に
葉
(
は
)
の
碧
(
みどり
)
なる、
玉
(
たま
)
の
枝
(
えだ
)
より、
金色
(
こんじき
)
の
斧
(
をの
)
で
伐
(
き
)
つて
擲
(
なげう
)
つたる、
偉
(
おほい
)
なる
胡桃
(
くるみ
)
の
実
(
み
)
の、
割目
(
われめ
)
に
青
(
あを
)
い
露
(
つゆ
)
を
湛
(
たゝ
)
へたのであらう。まつたく
一寸
(
ちよつと
)
胡桃
(
くるみ
)
に
似
(
に
)
て
居
(
ゐ
)
る。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
偉
(
おほい
)
なる
呵責
(
かしやく
)
の力、——
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
對岸
(
たいがん
)
(——
橋
(
はし
)
を
渡
(
わた
)
つて
俥
(
くるま
)
は
湯
(
ゆ
)
の
原
(
はら
)
の
宿
(
しゆく
)
の
裏
(
うら
)
を
眞正面
(
ましやうめん
)
の
坂
(
さか
)
を
上
(
のぼ
)
る——)に
五層
(
ごそう
)
七層
(
しちそう
)
を
連
(
つら
)
ねた
中
(
なか
)
に、
一所
(
ひとところ
)
、
棟
(
むね
)
と
棟
(
むね
)
との
高
(
たか
)
い
切目
(
きれめ
)
に、
樅
(
もみ
)
か
欅
(
けやき
)
か、
偉
(
おほい
)
なる
古木
(
こぼく
)
の
青葉
(
あをば
)
を
卷
(
ま
)
いて、
其
(
そ
)
の
梢
(
こずゑ
)
から
兩方
(
りやうはう
)
の
棟
(
むね
)
にかゝり
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
水深
(
すゐしん
)
一千二百
尺
(
しやく
)
の
青龍
(
せいりう
)
の
偉
(
おほい
)
なる
暗
(
くら
)
き
口
(
くち
)
に
呑
(
の
)
む。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
偉
常用漢字
中学
部首:⼈
12画
“偉”を含む語句
偉大
魁偉
偉丈夫
容貌魁偉
偉物
雄偉
偉業
瑰偉
偉過
海内偉帖
偉力
偉人
偉躯
偉観
偉者
偉方
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