“月宮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げっきゅう50.0%
げつきう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳳儀亭ほうぎていへ渡る朱の橋に、貂蝉の姿が近づいて来た。花を分け柳を払って現れた月宮げっきゅうの仙女かと怪しまれるほど、そのよそおいは麗わしかった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひそかにおもふ。みづうみ全景ぜんけいは、月宮げつきうよりして、みきむらさきみどりなる、たまえだより、金色こんじきをのつてなげうつたる、おほいなる胡桃くるみの、割目われめあをつゆたゝへたのであらう。まつたく一寸ちよつと胡桃くるみる。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)