月宮げっきゅう)” の例文
鳳儀亭ほうぎていへ渡る朱の橋に、貂蝉の姿が近づいて来た。花を分け柳を払って現れた月宮げっきゅうの仙女かと怪しまれるほど、そのよそおいは麗わしかった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)