“偉力”の読み方と例文
読み方割合
いりょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
プールでは、なんと思ったか、たいへん鄭重ていちょうに二人の入来を感謝してくれた。それも一に藤三親分の偉力いりょくのせいであろうと思われた。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けれどもかわいそうに、かれらも空腹くうふくわすれなければならなかった。わたしはいよいよ調子を高く早くとひいた。すると少しずつだんだんに、音楽がその偉力いりょくあらわしてきた。かれらはおどりだした。
私は、潜水艦クロクロ島の偉力いりょくを、真に天下無敵と信ずる者である。そして、敵艦は遂に、わがふねを発見することが出来ないのである。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)