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『かろきねたみ』
ふりがな文庫
『
かろきねたみ
(
)
』
力など望まで弱く美しく生れしまゝの男にてあれ 甲斐なしや強げにものを言ふ眼より涙落つるも女なればか 血の色の爪に浮くまで押へたる我が三味線の意地強き音 前髪も帯の結びも低くしてゆふべの街をしのび来にけり 天地を鳴らせど風のおほいなる空洞なる …
著者
岡本かの子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
歔欷
(
すすり
)
偉
(
おほい
)
温
(
あたたか
)
一時
(
ひととき
)
堪
(
こら
)
素顔
(
すがほ
)
甲斐
(
かひ
)
度
(
た
)
黙
(
もだ
)
額
(
ひたひ
)
障子
(
しやうじ
)
袷
(
あはせ
)
胸
(
むな
)
暗
(
やみ
)
器
(
うつは
)
空洞
(
うつろ
)
咎
(
とが
)
唄
(
うた
)
邪
(
よこしま
)
逢
(
あ
)
覗
(
のぞ
)
垢
(
あか
)
袖
(
そで
)
苺
(
いちご
)
天地
(
あめつち
)
奪
(
と
)
空言
(
そらごと
)
昂
(
たか
)
痿
(
な
)
広重
(
ひろしげ
)
玻璃
(
はり
)
爪
(
つめ
)
灯影
(
ほかげ
)
延
(
の
)
淋
(
さび
)
泌
(
し
)
止
(
や
)
抑
(
おさ
)
櫛
(
くし
)
揃
(
そろ
)