“偉材”の読み方と例文
読み方割合
いざい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝倉先生が学生時代から兄事けいじ崇拝すうはいさえしていた同郷の先輩で、官界の偉材いざい、というよりは大衆青年の父と呼ばれ、若い国民の大導師だいどうしとさえ呼ばれている社会教育の大先覚者で
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
彼がまだ洲股すのまたの城にいて、ようやく一個の城砦じょうさいと狭い領土とをはじめて持ったとき、早くもこの若き偉材いざいを味方に迎えんとして、半兵衛重治の隠棲いんせいしていた栗原山の草庵へ、何十度となく
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)