“よご”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヨゴ
語句割合
汚77.7%
穢13.5%
余吾2.2%
余語0.9%
予後0.9%
垢0.9%
夜凝0.9%
汙0.9%
余呉0.4%
夜後0.4%
能御0.4%
豫後0.4%
餘呉0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土(つち)の上(うへ)に散(ち)らばつてゐる書類(しよるゐ)を一纏(ひとまとめ)にして、文庫(ぶんこ)の中(なか)へ入(い)れて、霜(しも)と泥(どろ)に汚(よご)れた儘(まゝ)宗助(そうすけ)は勝手口(かつてぐち)迄(まで)持(も)つて來(き)た。腰障子(こししやうじ)を開(あ)けて、清(きよ)に
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その中(うち)に両手の穢(よご)れを払いながら立上った二人の顔は、もう人間の表情(かおつき)ではなかった。墓の下からこの世を呪いに出て来た屍鬼(しにん)の形相であった。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
で、玄蕃允は、自己の率いる本隊を、余吾(よご)の水際(みずぎわ)から清水谷を経て、急速に引き退かせつつある間に、勝政の支隊へも、使いを飛ばして
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「して、もう一人、余語(よご)と申すやはり某藩の者がおりましたはず、その者の姿は見えませぬか」
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
此談は柏軒が予後(よご)を誤つたことを伝へてゐる。予後を誤ることは豪邁なる医の免れ難い所である。気象豪邁なるときは、技術に諳錬(あんれん)してゐても、予後を説くに臨んで用意の周全を闕く。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
長(たけ)なる髮(かみ)をうしろに結(むす)びて、古(ふり)たる衣(きぬ)になえたる帶(おび)、窶(やつ)れたりとも美貌(びばう)とは誰(た)が目(め)にも許(ゆる)すべし、あはれ果敢(はか)なき塵塚(ちりづか)の中(なか)に運命(うんめい)を持(も)てりとも、汚(きたな)き垢(よご)れは蒙(かうむ)らじと思(おも)へる身(み)の
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
けたたましく自動車の鳴り爆(は)ぜる音、咽喉太(のどぶと)の唸り笛さへ、凝(こ)り霜の夜凝(よご)りに冴えて、はた、ましぐらに何処(いづく)へか駈け去り去りぬ。底冷(そこび)えの戸の隙間風、さるにても明け近からし。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
驚きしも宜(うべ)なりけり、蒼然として死人に等しき我面色、帽をばいつの間にか失ひ、髪は蓬(おど)ろと乱れて、幾度か道にて跌(つまづ)き倒れしことなれば、衣は泥まじりの雪に汙(よご)れ、処々は裂けたれば。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そのうしろに光っているいちめんの明鏡(めいきょう)は余呉(よご)の湖水と思われる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
粟沢の部落を通り抜け、柿平を過ぎて夜後(よご)に近づくと、川は引括(ひっくく)られたように狭くなって、殊に夜後橋の下では纔(わずか)に四、五尺の幅に蹙められている。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「家は以前の所です。小日向(こびなた)水道町(すいどうちょう)……覚えているでしょう。一日でも二日でも能御(よご)ざんす。暇を見てちょっと来て下さい。失礼だが、これはその時の車代に。」
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
少尉(せうゐ)が病(や)んで、豫後(よご)不良(ふりやう)とのことである。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
琵琶湖の一番奧になつてゐる、もう餘呉(よご)の湖(うみ)に近い鹽津をまだ闇いうちに出帆した船が竹生島に朝の五時三十分に寄航するのである。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)