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余吾
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よご
ふりがな文庫
“
余吾
(
よご
)” の例文
戸隠
(
とがくし
)
山で鬼女を退治した平
惟茂
(
これもち
)
を
余吾
(
よご
)
将軍と呼ぶのは、祖父貞盛の養子となって、長幼の順序が十五番目であったからであります。
名字の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
で、玄蕃允は、自己の率いる本隊を、
余吾
(
よご
)
の
水際
(
みずぎわ
)
から清水谷を経て、急速に引き退かせつつある間に、勝政の支隊へも、使いを飛ばして
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しだいに
万燈会
(
まんどうえ
)
のごとくおびたゞしい数になりまして、ひでよし公が
大柿
(
おおがき
)
より夜どおしでお馬をかえされたらしく、廿一日の
暁天
(
ぎょうてん
)
にあたって
余吾
(
よご
)
のみずうみのかなたがにわかにさわがしく
相成
(
あいなり
)
盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
そして佐久間隊の武者が——多分、斥候隊かもしれませぬ——馬を飛ばして何度も
余吾
(
よご
)
の方から村を駈け抜けて行きました。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
北越の山ざかいを越え、雲の峰のくずるるような大軍が、残暑の七月、
梁
(
やな
)
ヶ
瀬
(
せ
)
から
田神山
(
たがみやま
)
を経、
余吾
(
よご
)
、
木
(
き
)
ノ
本
(
もと
)
のあたりへ
濛々
(
もうもう
)
と陣地を構築していた。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「——賤ヶ嶽の
繰引
(
くりびき
)
に、
余吾
(
よご
)
ノ
湖
(
うみ
)
ばたで、羽柴勢の
躡
(
つ
)
けを、猛烈にしッぱろうた合戦のもようを、ひとつ、ここに居る法斎どのから聞こうではないか」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
東すれば
余吾
(
よご
)
の
湖
(
うみ
)
を経て、江州長浜街道へつづく。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
吾
漢検準1級
部首:⼝
7画
“余吾”で始まる語句
余吾床
余吾水
余吾湖
余吾之介
余吾将軍維茂