“予後”の読み方と例文
旧字:豫後
読み方割合
よご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さからえば、せっかく手術した大脳に、よくない影響をあたえるだろう。逆らうことが、あの手術の予後よごを一等わるくするのだ。
脳の中の麗人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
此談は柏軒が予後よごを誤つたことを伝へてゐる。予後を誤ることは豪邁なる医の免れ難い所である。気象豪邁なるときは、技術に諳錬あんれんしてゐても、予後を説くに臨んで用意の周全を闕く。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)