よご)” の例文
あとに包みがえからあとを追っかけて境内やまじゅうたずねたが知れえから、まア此家こゝへ来るとおめえさま足いよごれたてゝ洗ってあがる所、荷物に木札が附いてるから見れば知れる
たけなるかみをうしろにむすびて、ふりたるきぬになえたるおびやつれたりとも美貌びばうとはにもゆるすべし、あはれ果敢はかなき塵塚ちりづかなか運命うんめいてりとも、きたなよごれはかうむらじとおもへる
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)