“せんしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
専心29.4%
專心11.8%
浅深11.8%
一心5.9%
専信5.9%
淺深5.9%
潜心5.9%
煎心5.9%
遷神5.9%
顫震5.9%
(他:1)5.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてそのために自分の家に実験室までもつくったので、アントアヌはそこで楽しんで研究に専心せんしんすることができました。
ラヴォアジエ (新字新仮名) / 石原純(著)
専心せんしんに自然の研究に熱中していた真摯な姿はいかにも尊敬に値するものであったと思われるのです。
ロバート・ボイル (新字新仮名) / 石原純(著)
で、私は異郷いきやうに遠く旅出たびでしてながらあんまり出歩くこともせずに、始終しじう机に向つてはその執筆に專心せんしんした。
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
さかりすぎてははな甲斐かひなし、適當てきたう聟君むこぎみおむかへ申したきものと、一專心せんしんしうおもふほかなにも
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一、上野介殿御屋敷へ押込おしこみはたらきの儀、功の浅深せんしんこれあるべからず候。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
唯先生を中心として起った悲劇にり御一同の大小だいしょう浅深せんしんさま/″\に受けられた苦痛から最好きものゝ生れ出でんことを信じ、且いのるのみであります。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「わしは大唐の善導和尚の教えに従い本朝の一心せんしんの先徳のすすめに任せ、称名念仏の務め長日六万遍である。死期漸く近づくによって又一万遍を加えて、長日七万遍の行者である」といわれた。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
青黄紅白せいくわうこうはく正暈倒暈せいうんたううん淺深せんしんくれなゐたゞきみめいのまゝなり
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
謙信が独り居室に静坐しているときは、たいがい禅に潜心せんしんしているのだということを常々聞いているので、こよいもと、畏る畏る、はばかったのであった。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三年より四年に至り、孝孺はなは煎心せんしん焦慮しょうりょすと雖も、身武臣にあらず、皇師数々しばしば屈して、燕兵ついに城下にいたる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
十一日卯時に発す。駅を離れて郊路なり。菟原うはら住吉祠に詣り海辺の田圃をる。村中醸家おほし。木筧もくけん曲直きよくちよくして水を引こと遠きよりす。一望の中武庫摩耶の諸山近し。生田祠にいたる。此日祠堂落成遷神せんしんす。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
門人たちのなかに一人、いまもなお志保に心をよせている者がある、……そう思うと身内が熱くなるような、よろこびとも顫震せんしんとも云いようのない感動がこみあげてきて
菊屋敷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
フランクの作品は、その形の上から言えば古典的であるが、その表現方法はきわめて近代的で、ドビュッシーの印象派とは別に、近代音楽の上に、鮮新せんしんにして含蓄の深い、一つの領域を開拓した。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)