“いつしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一心75.0%
一身20.0%
一新5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
して見れば、何でも一心いつしんにひがみでないと思ふ事だ。さうすると今にもあの女が、——おや、もうみんな寝始めたらしいぞ。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
言ひすべのなからんやと、事に托して叔母なる人の上京を乞ひ、事情を打明うちあけて一身いつしんの始末を托し、只管ひたすら胎児の健全を祈り、みづから堅く外出をいましめし程に、景山かげやまは今何処いづくに居るぞ
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
一新いつしんはじめ、大久保公遷都せんとけんじて曰ふ、官軍已につと雖、東賊とうぞく猶未だほろびず、宜しく非常ひじやうだんを以て非常の事を行ふべしと。先見の明と謂ふ可し。