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景山
読み方 | 割合 |
かげやま | 66.7% |
けいざん | 33.3% |
しかるにその年の九月初旬
妾が一室を借り受けたる家の主人は、
朝未明に二階下より妾を呼びて、
景山さん景山さんといと
慌ただし。
腹立たしきよりは先ず
呆れられて、更に
何故とも
解きかねたる折から、
他の看守来りて妾に向かい、「
景山さん今夜からさぞ
淋しかろう」と
冷笑う。
この日、曹操は
景山の上から、
軍の情勢をながめていたが、ふいに指さして
「前なるは、
当陽県の水、うしろなる山は
景山といいます」