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おつかぶ
ふりがな文庫
“おつかぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
蔽被
28.6%
覆被
28.6%
押被
14.3%
押覆
7.1%
蔽覆
7.1%
被蔽
7.1%
負被
7.1%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蔽被
(逆引き)
青白い顔をした女が
可厭
(
いやあ
)
な眼付をして、真白な猫を抱いてゐたらう?
卓子
(
ていぶる
)
の上には
披
(
ひろ
)
げた手紙があつて、女の頭へ
蔽被
(
おつかぶ
)
さる様に鉢植の匂ひあらせいとうが咲いてゐた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
おつかぶ(蔽被)の例文をもっと
(4作品)
見る
覆被
(逆引き)
二階の八畳間に、火鉢が
唯
(
たつた
)
一個
(
ひとつ
)
、
幾何
(
いくら
)
炭をつぎ
加
(
た
)
して、青い焔の舌を
断間
(
しきり
)
なく吐く程火をおこしても、寒さが
背
(
そびら
)
から
覆被
(
おつかぶ
)
さる様で、襟元は絶えず氷の様な手で撫でられる様な気持がした。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
おつかぶ(覆被)の例文をもっと
(4作品)
見る
押被
(逆引き)
門
(
もん
)
まで
僅
(
わづ
)
か三四
間
(
けん
)
、
左手
(
ゆんで
)
は
祠
(
ほこら
)
の
前
(
まへ
)
を
一坪
(
ひとつぼ
)
ばかり
花壇
(
くわだん
)
にして、
松葉牡丹
(
まつばぼたん
)
、
鬼百合
(
おにゆり
)
、
夏菊
(
なつぎく
)
など
雜植
(
まぜうゑ
)
の
繁
(
しげ
)
つた
中
(
なか
)
に、
向日葵
(
ひまはり
)
の
花
(
はな
)
は
高
(
たか
)
く
蓮
(
はす
)
の
葉
(
は
)
の
如
(
ごと
)
く
押被
(
おつかぶ
)
さつて、
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか
星
(
ほし
)
は
隱
(
かく
)
れた。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
おつかぶ(押被)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
押覆
(逆引き)
其
(
その
)
まゝ
押開
(
おしあ
)
けると、
襖
(
ふすま
)
は
開
(
あ
)
いたが
何
(
なん
)
となくたてつけに
粘氣
(
ねばりけ
)
があるやうに
思
(
おも
)
つた。
此處
(
こゝ
)
では
風
(
かぜ
)
が
涼
(
すゞ
)
しからうと、
其
(
それ
)
を
頼
(
たのみ
)
に
恁
(
か
)
うして
次
(
つぎ
)
の
室
(
ま
)
へ
出
(
で
)
たのだが
矢張
(
やつぱり
)
蒸暑
(
むしあつ
)
い、
押覆
(
おつかぶ
)
さつたやうで
呼吸苦
(
いきぐる
)
しい。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
おつかぶ(押覆)の例文をもっと
(1作品)
見る
蔽覆
(逆引き)
背
(
せ
)
を
高
(
たか
)
く、
足
(
あし
)
を
踏
(
ふ
)
んで、
沼
(
ぬま
)
の
岸
(
きし
)
を
離
(
はな
)
れると、
足代
(
あじろ
)
に
突立
(
つゝた
)
つて
見送
(
みおく
)
つた
坊主
(
ばうず
)
の
影
(
かげ
)
は、
背後
(
うしろ
)
から
蔽覆
(
おつかぶ
)
さる
如
(
ごと
)
く、
大
(
おほひ
)
なる
形
(
かたち
)
に
成
(
な
)
つて
見
(
み
)
えた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
おつかぶ(蔽覆)の例文をもっと
(1作品)
見る
被蔽
(逆引き)
お
祖父
(
ぢい
)
樣は
被蔽
(
おつかぶ
)
せて、「それなら、もう止せ、止せ! 幾ら捕へて來たツて、螢といふ奴は、露を吸ツて
生
(
い
)
きてゐる蟲だから、
明
(
あす
)
の朝日が出ると、みんな消えて
了
(
しま
)
うのだ。」
水郷
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
おつかぶ(被蔽)の例文をもっと
(1作品)
見る
負被
(逆引き)
久兵衛が
圍
(
かこ
)
ひ置し女なれば此二人の者出なば如何に
強惡
(
がうあく
)
なる久兵衞にても
最早
(
もはや
)
陳
(
ちん
)
ずる事能うまじと思はれたり然れ共久兵衛は
兎角
(
とかく
)
己
(
おのれ
)
が
命
(
いのち
)
はなき者と思ひしゆゑ百兩の一件は是非々々文右衛門に
負被
(
おつかぶ
)
せ
倶
(
とも
)
に
抱込
(
だきこん
)
で殺す
了簡
(
れうけん
)
なり
然
(
さ
)
る程に藤助並びに妹お民の二人は家主六兵衛差添にて罷り
出
(
いで
)
白洲へ平伏なすにぞ久兵衛是は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
おつかぶ(負被)の例文をもっと
(1作品)
見る
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