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蔽被
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おつかぶ
ふりがな文庫
“
蔽被
(
おつかぶ
)” の例文
其のうへ彼は又この二三日、ひどく
煩
(
わづら
)
はしいことが彼の頭に
蔽被
(
おつかぶ
)
さつてゐることを不快に思つた。
花が咲く
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
青白い顔をした女が
可厭
(
いやあ
)
な眼付をして、真白な猫を抱いてゐたらう?
卓子
(
ていぶる
)
の上には
披
(
ひろ
)
げた手紙があつて、女の頭へ
蔽被
(
おつかぶ
)
さる様に鉢植の匂ひあらせいとうが咲いてゐた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
とばつたり
膝
(
ひざ
)
を
支
(
つ
)
く、と
入道
(
にふだう
)
は
足代
(
あじろ
)
の
上
(
うへ
)
から、
蔽被
(
おつかぶ
)
さるやうに
覗
(
のぞ
)
いて
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
女の頭へ
蔽被
(
おつかぶ
)
さる樣に鉢植の匂ひあらせいとうが咲いてゐた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
蔽
常用漢字
中学
部首:⾋
15画
被
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“蔽”で始まる語句
蔽
蔽物
蔽膝
蔽布
蔽包
蔽重
蔽冠
蔽隠
蔽尽
蔽掩