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おっかぶ
ふりがな文庫
“おっかぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
押被
61.5%
押冠
11.5%
蔽被
11.5%
押覆
7.7%
覆被
3.8%
追被
3.8%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
押被
(逆引き)
「はあ。」と云う、和尚が声の幅を
押被
(
おっかぶ
)
せるばかり。鼻も大きければ、口も大きい、額の
黒子
(
ほくろ
)
も大入道、眉をもじゃもじゃと動かして聞返す。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おっかぶ(押被)の例文をもっと
(16作品)
見る
押冠
(逆引き)
口へ
押冠
(
おっかぶ
)
さった鼻の
尖
(
さき
)
はぜんまいのように巻いているじゃあないか。
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おっかぶ(押冠)の例文をもっと
(3作品)
見る
蔽被
(逆引き)
背後
(
うしろ
)
から湿っぽい
暗
(
やみ
)
と小さな
室
(
へや
)
の
寂寞
(
せきばく
)
が肩の上へ
蔽被
(
おっかぶ
)
さるような気がして、思わずそっと窓から顔を出した。ふるえる
瓦斯
(
ガス
)
の
灯
(
ひ
)
にちらちらしている街は、何だか自分から逃げてゆくように見えた。
フェリシテ
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
おっかぶ(蔽被)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
押覆
(逆引き)
あの芭蕉が伸拡がって、沼の上へ
押覆
(
おっかぶ
)
さるもんですから、御覧なさい。
出汐
(
でしお
)
をこうして隠すんですもの。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おっかぶ(押覆)の例文をもっと
(2作品)
見る
覆被
(逆引き)
ところがまた、知ってる通り、あの
一町場
(
ひとちょうば
)
が、一方谷、一方
覆被
(
おっかぶ
)
さった雑木林で、妙に
真昼間
(
まっぴるま
)
も薄暗い、
可厭
(
いや
)
な処じゃないか。
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おっかぶ(覆被)の例文をもっと
(1作品)
見る
追被
(逆引き)
「
継
(
つぎ
)
はね……」と母が云いかけたのを、娘はすぐ
追被
(
おっかぶ
)
せるようにとめた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
おっかぶ(追被)の例文をもっと
(1作品)
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