くろん坊くろんぼう
このごろ未刊随筆百種のうちの「享和雑記」を読むと、濃州徳山くろん坊の事という一項がある。何人から聞き伝えたのか知らないが、その附近の地理なども相当にくわしく調べて書いてあるのを見ると、全然架空の作り事でもないらしく思われる。元来ここらには黒 …
作品に特徴的な語句
みこ じょう 燈火あかし 彼女かれ いや 五山ござん いと 容貌きりょう こん とっ かけい した もろ さか おど くだ 一宿いっしゅく 一縷いちる 一途いちず とぼ 亡骸なきがら 享和きょうわ 会釈えしゃく 何人なんぴと しの 刹那せつな 匕首あいくち ひる 名刹めいさつ たけ うな 商売あきない あざけ はや 夕靄ゆうもや 外山とやま 大字おおあざ 奴凧やっこだこ 子細しさい うち 寂寞せきばく 屏風びょうぶ ほふ 山家やまが 山気さんき けわ 嶮岨けんそ 徘徊はいかい 忌気いやき 思召おぼしめ 悪気わるぎ 懸念けねん 所詮しょせん さら おの 木霊こだま 末期まつご そま 柔和にゅうわ とち 泉除いずのき 深山みやま 源光げんこう 滅多めった 濃州のうしゅう 灰汁あく 無益むやく あお けもの ふご そう にら たた 空耳そらみみ うかが はず やな ののし 美濃みの 肌目きめ 自棄やけ きょう 草鞋わらじ 菩提ぼだい 蕎麦そば 藤蔓ふじづる のぞ さと 読経どきょう 躇躊ちゅうちょ ころ 辺鄙へんぴ 迂濶うかつ