“享和”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうわ90.9%
きやうほ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その一は『古言清濁考こげんせいだくこう』であって、これは享和きょうわ元年に版になっております。もう一つは『仮名遣奥山路かなづかいおくのやまみち』で、これには寛政かんせい十年の序があります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
これは享和きょうわ二年に十歳で指物師さしものし清兵衛せいべえの弟子となって、文政ぶんせいの初め廿八歳の頃より名人の名を得ました、長二郎ちょうじろうと申す指物師の伝記でございます。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
後の世の幻燈げんとうで、享和きやうほ年間には、江戸の寄席よせ藝人都樂とらくなる者が興行用に使用したことが武江年表に記されてをり、それが近代に及んで、淨瑠璃じやうるりなどをもちひ、劇的な筋を持つた影芝居