“五山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごさん50.0%
ござん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわゆる五山ごさんなるものを、ぐるぐる尋ねて廻った時、たしか円覚寺えんがくじ塔頭たっちゅうであったろう、やはりこんな風に石段をのそりのそりと登って行くと、門内から、法衣ころもを着た
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あとで知ったのですが、その出家は鎌倉でも五山ござんの一つという名高い寺のお住持で、京登りをした帰り路に、山越えをして北陸道を下らるる途中であったのです。
くろん坊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)