半七はすぐに紋七をよび出して訊くと、いま来た男はかの根岸の叔母の使で、紋作の香奠として金五両をとどけて来たのだと云った。
墓地の入費などは不明ですが、今度の当座の入費と御香奠がえしぐらいは、よそから来た分と私たちの分とで十分にすむと考えられます。
「だから主人も、持って逃げた金は、香奠にして、示談になったに違いないよ。そうすれば、娘を身売りすることもないからね」
“香奠”の意味
《名詞》
「香典」の別表記。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“香奠(香典)”の解説
香典(こうでん。香奠とも表記)とは、仏式等の葬儀で死者の霊前等に供える金品をいう。香料ともいう。「香」の字が用いられるのは、香・線香の代わりに供えるという意味であり、「奠」とは霊前に供える金品の意味である。通例、香典は、香典袋(不祝儀袋)に入れて葬儀(通夜あるいは告別式)の際に遺族に対して手渡される。
(出典:Wikipedia)
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