“香奠返”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうでんがえ50.0%
こうでんがえし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上塩町に三十年住んで顔が広かったからかなり多かった会葬者に市電のパスを山菓子に出し、香奠返こうでんがえしの義理も済ませて、なお二百円ばかり残った。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
ある日みと子夫人から、香奠返こうでんがえしに一冊の貧しい歌集が届いた。納められた中の和歌は数こそすくなかったがどれもみな高次郎氏の遺作ばかりだった。
睡蓮 (新字新仮名) / 横光利一(著)