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身持
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みもち
ふりがな文庫
“
身持
(
みもち
)” の例文
又
(
また
)
かや
此頃
(
このごろ
)
折
(
をり
)
ふしのお
宿
(
とま
)
り、
水曜會
(
すゐようくわい
)
のお
人達
(
ひとたち
)
や、
倶樂部
(
ぐらぶ
)
のお
仲間
(
なかま
)
にいたづらな
御方
(
おかた
)
の
多
(
おほ
)
ければ
夫
(
そ
)
れに
引
(
ひ
)
かれて
自
(
おの
)
づと
身持
(
みもち
)
の
惡
(
わる
)
う
成
(
な
)
り
給
(
たま
)
ふ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
その
身持
(
みもち
)
や酒を飲む飲まないという特別な註まで、ちゃんと記入してある——要するに、見た眼にも気持のいいものであった。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
なさず又母は
樽見村
(
たるみむら
)
の百姓源兵衞の娘にて妹一人あり此妹に家を
繼
(
つが
)
せ自分は傳吉の家へ
嫁入
(
よめいり
)
せしに父源兵衞病死の後は妹お早
身持
(
みもち
)
宜
(
よか
)
らず
聟
(
むこ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼奴
(
きゃつ
)
め
長久保
(
ながくぼ
)
のあやしき女の
許
(
もと
)
に
居続
(
いつづけ
)
して妻の
最期
(
さいご
)
を
余所
(
よそ
)
に見る事憎しとてお辰をあわれみ助け
葬式
(
ともらい
)
済
(
すま
)
したるが、七蔵
此後
(
こののち
)
愈
(
いよいよ
)
身持
(
みもち
)
放埒
(
ほうらつ
)
となり
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
三月六日に優善は「
身持
(
みもち
)
不行跡
不埒
(
ふらち
)
」の
廉
(
かど
)
を以て隠居を命ぜられ、同時に「
御憐憫
(
ごれんびん
)
を以て
名跡
(
みょうせき
)
御立被下置
(
おんたてくだされおく
)
」
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
嫉妬
(
しっと
)
ぶかい女というものはとかく家を乱しがちで、手におえないものであるが、反面ではそのために夫の
身持
(
みもち
)
が制約され、おのずとかたくなるので、若いうちはうるさく思っていても
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
あの
酔漢
(
よっぱらい
)
は
丸山本妙寺
(
まるやまほんみょうじ
)
中屋敷に住む人で、元は
小出
(
こいで
)
様の御家来であったが、
身持
(
みもち
)
が悪く、
酒色
(
しゅしょく
)
に
耽
(
ふけ
)
り、
折々
(
おり/\
)
は
抜刀
(
すっぱぬき
)
などして人を
威
(
おど
)
かし乱暴を働いて
市中
(
しちゅう
)
を
横行
(
おうぎょう
)
し、
或時
(
あるとき
)
は料理屋へ
上
(
あが
)
り込み
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
如何
(
どう
)
も
身持
(
みもち
)
が
善
(
よ
)
くない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
其方
儀
(
ぎ
)
常々
(
つね/″\
)
身持
(
みもち
)
不行跡
(
ふぎやうせき
)
而已
(
のみ
)
成ず今度主税之助申付により
島
(
しま
)
の死骸を弟願山と
馴合
(
なれあひ
)
光明院へ
捨置
(
すておき
)
に致其上主税之助に
頼
(
たのま
)
れ建部郷右衞門
伴
(
ばん
)
佐
(
すけ
)
十郎の兩人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
身持
(
みもち
)
のよい者に運の実がなる程理に
叶
(
かなっ
)
た幸福と無上に有難がり
嬉
(
うれ
)
しがり、一も二もなく田原の
云事
(
いうこと
)
承知して
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
座敷
(
ざしき
)
へは
婢女
(
をんな
)
ばかり
出
(
だ
)
して
私
(
わたし
)
は
齒
(
は
)
が
痛
(
いた
)
いの
頭痛
(
づつう
)
のと
言
(
い
)
つて、お
客
(
きやく
)
の
有無
(
あるなし
)
にかゝはらず
勝手氣儘
(
かつてきまゝ
)
の
身持
(
みもち
)
をして
呼
(
よ
)
ばれましたからとて
返事
(
へんじ
)
をしやうでもない、あれをば
他人
(
ひと
)
は
何
(
なん
)
と
見
(
み
)
ましたか
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其方
夫
(
をつと
)
三五郎儀
平生
(
へいぜい
)
身持
(
みもち
)
宜
(
よろし
)
からず重四郎と申合せ金兵衞の子分
等
(
ら
)
三人を元栗橋燒場前に於て
殺害
(
せつがい
)
し右死骸を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“身”で始まる語句
身体
身
身上
身装
身扮
身體
身動
身長
身代
身悶