トップ
>
芸人
>
げいにん
ふりがな文庫
“
芸人
(
げいにん
)” の例文
旧字:
藝人
よく、
旅
(
たび
)
から、やってくる
芸人
(
げいにん
)
が、
月琴
(
げっきん
)
や、バイオリンや、
尺
(
しゃく
)
八などを
鳴
(
な
)
らして、
村
(
むら
)
にはいってくることがありました。
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたくしほどの
芸人
(
げいにん
)
が、手前みそに
狂言
(
きょうげん
)
の
功能
(
こうのう
)
をならべたり、
一座
(
いちざ
)
の役者のちょうちん持ちをして、自分から
品
(
ひん
)
を下げるようなことはいたしませぬ。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
太夫
(
たゆう
)
が
締
(
し
)
めて
踊
(
おど
)
ったとて、おせんの
色香
(
いろか
)
が
移
(
うつ
)
るという
訳
(
わけ
)
じゃァなし、
芸人
(
げいにん
)
のつれあいが、そんな
狭
(
せま
)
い
考
(
かんが
)
えじゃ、
所詮
(
しょせん
)
うだつは
揚
(
あ
)
がらないというものだ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
と、ここに
竹童
(
ちくどう
)
が、にわか
芸人
(
げいにん
)
の
口上
(
こうじょう
)
をうつして、
弁
(
べん
)
にまかせてのべ立てると、
万千代
(
まんちよ
)
はじめ、とんぼ
組
(
ぐみ
)
、パチパチと手をたたいて
無性
(
むしょう
)
にうれしがってしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
きえちゃんとわか姉さんという二人の
竿上
(
さおのぼ
)
りの
芸人
(
げいにん
)
と
仲
(
なか
)
よしになっていましたが、きえちゃんの方が、その前の日から目まいがして、その日の芸が出来そうもなくなりました。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
▼ もっと見る
(
芸人
(
げいにん
)
かい!)
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
また
諸国
(
しょこく
)
の
雑貨
(
ざっか
)
を
商
(
あきな
)
う
店
(
みせ
)
などが、
並
(
なら
)
んでいます。ここに、
夏
(
なつ
)
の
晩方
(
ばんがた
)
であって、
芸人
(
げいにん
)
が、
手風琴
(
てふうきん
)
などを
鳴
(
な
)
らし、
唄
(
うた
)
をうたって、
往来
(
おうらい
)
を
流
(
なが
)
していました。
お父さんの見た人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたしは自分を
芸人
(
げいにん
)
だとはちっとも思ってはいなかったけれど、見物のひどい
冷淡
(
れいたん
)
さがわたしをがっかりさせた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
あなた様には、わが殿をもって、ひたすら信長公の御機嫌を取りむすぶお
伽
(
とぎ
)
芸人
(
げいにん
)
の
輩
(
やから
)
と同視しておいでられますか。明智日向守様ともある武門を、それでよいとお考え遊ばすのか。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
少年
(
しょうねん
)
は、
家
(
いえ
)
へ
帰
(
かえ
)
ってから、
今日
(
きょう
)
、
池
(
いけ
)
のほとりでマンドリンの
音
(
ね
)
を
聞
(
き
)
いたが、
芸人
(
げいにん
)
でもきたのかしらんと
話
(
はな
)
しました。すると、お
母
(
かあ
)
さんが、
顔
(
かお
)
の
色
(
いろ
)
を
変
(
か
)
えて
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なんでも世界でもっとも高名な
芸人
(
げいにん
)
が出る——それはカピのことであった——それから『
希世
(
きせい
)
の天才なる少年歌うたい』が出る。その天才はわたしであった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
城内
(
じょうない
)
の
仲間
(
ちゅうげん
)
などのうわさによると、近ごろ、蛾次郎のやつめ、この
馬場
(
ばば
)
の近所で
水独楽
(
みずごま
)
というのをまわし、
芸人
(
げいにん
)
のまねをして、
銭
(
ぜに
)
をもらっては買い
食
(
ぐ
)
いをして歩き
廻
(
まわ
)
っているそうだが
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わたしはハープをとり、かれを感動させようと思って、名高い
小唄
(
こうた
)
を歌った。すると
芸人
(
げいにん
)
どうしのするようにかれはわたしにおせじを言った。かれはりっぱな
才能
(
さいのう
)
を持っていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
芸人
(
げいにん
)
なら
種
(
たね
)
もあろうが、
貴公
(
きこう
)
、どうしてあの
独楽
(
こま
)
を、
槍
(
やり
)
の
石突
(
いしづ
)
きですくい取ったか、あんな
離
(
はな
)
れわざは
本職
(
ほんしょく
)
の独楽まわしでもやれまいと思うが、ふしぎなかくし
芸
(
げい
)
を持っておられるな
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なるほど、これはうまいものだ。ふつうの
芸人
(
げいにん
)
ではできないことだ。なにか、
深
(
ふか
)
い
研究
(
けんきゅう
)
をつまなければ、こんな
人間
(
にんげん
)
ばなれのした
芸
(
げい
)
はされるものでない。」
甲
(
こう
)
は、つくづく
感心
(
かんしん
)
して
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
芸人
(
げいにん
)
が長いズボンをはくものではないように思われた。
公衆
(
こうしゅう
)
の前へ
現
(
あらわ
)
れるには、短いズボンをはいて、その上にくつ下をかぶさるようにはいて、レースをつけて、色のついたリボンを
結
(
むす
)
ぶものである。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「おまえさん、やはり
芸人
(
げいにん
)
でやっていくつもりかい」
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
“芸人”の意味
《名詞》
芸人(げいにん)
芸能や遊芸を職とする人。
(context、dated)多芸の人。芸に巧みな人。
(出典:Wiktionary)
“芸人”の解説
芸人(げいにん)とは、技芸や芸能の道に通じている人物である。また、身に備わった技芸や芸能をもって職業とする人のことを指す日本特有の概念。古来史での江戸時代に定型化した庶民芸能にたずさわる専門職業人に限る場合もある。
(出典:Wikipedia)
芸
常用漢字
小4
部首:⾋
7画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“芸”で始まる語句
芸妓
芸
芸当
芸者
芸術
芸州
芸妓屋
芸術家
芸題
芸子