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眞個
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ほんとう
ふりがな文庫
“
眞個
(
ほんとう
)” の例文
新字:
真個
『
其
(
そ
)
の
先生
(
せんせい
)
が
私
(
わたし
)
どもに
教
(
をし
)
へたから、
其
(
そ
)
の
先生
(
せんせい
)
を
龜
(
かめ
)
ノ
子
(
こ
)
先生
(
せんせい
)
ッて
呼
(
よ
)
んだのさ』と
海龜
(
うみがめ
)
は
腹立
(
はらだゝ
)
しげに
云
(
い
)
つて、『
眞個
(
ほんとう
)
にお
前
(
まへ
)
は
鈍物
(
どん
)
だね!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
自分は程なく人のすいた電車の來る事と別に驚きもせず、取殘された人達と猶も
路傍
(
みちばた
)
に立つて居たが、いや今度こそは
眞個
(
ほんとう
)
に來る樣子はない。
新帰朝者日記
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「
此
(
こ
)
の
溝石
(
みぞいし
)
の
上
(
うへ
)
に、
眞個
(
ほんとう
)
に、
其
(
そ
)
の
美
(
うつく
)
しい
方
(
かた
)
が
手
(
て
)
でお
置
(
お
)
きなすつたやうに、
容子
(
ようす
)
よく、ちやんと
乘
(
の
)
つかつて
居
(
ゐ
)
ましたよ。」
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あゝ
其事
(
そのこと
)
!
貴方
(
あなた
)
はよく
覺
(
おぼ
)
えていらつしやいましたねえ。
亞尼
(
アンニー
)
は
眞個
(
ほんとう
)
に
妙
(
めう
)
な
事
(
こと
)
をと、
其
(
その
)
時分
(
じぶん
)
は
少
(
すこ
)
しも
心
(
こゝろ
)
に
留
(
と
)
めませんでしたが、
後
(
のち
)
にそれと
思
(
おも
)
ひ
當
(
あた
)
りましたよ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『
穢
(
けが
)
れてる/\、ツてあの時
皆
(
み
)
んながさう言つたのは、
矢
(
や
)
ツ
張
(
ぱ
)
り
眞個
(
ほんとう
)
だつたのかい。』
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
『それは
眞個
(
ほんとう
)
に
結構
(
けつかう
)
な
事
(
こと
)
だわ』と
愛
(
あい
)
ちやんは
分別
(
ふんべつ
)
ありげに
云
(
い
)
つて、『けど、それなら——それでもお
腹
(
なか
)
は
空
(
す
)
かないかしら』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
眞個
(
ほんとう
)
に
言
(
い
)
つて
下
(
くだ
)
さい。
唯今
(
たゞいま
)
も
言
(
い
)
ひましたやうに、
遺失
(
おと
)
すのを、
何
(
なん
)
だつてそんなに
心配
(
しんぱい
)
します。たゞ
人
(
ひと
)
に
知
(
し
)
れるのが
可恐
(
おそろし
)
いんでせう。……
何
(
なに
)
、
私
(
わたし
)
は
構
(
かま
)
はない。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
眞個
(
ほんとう
)
に/\、
海軍
(
かいぐん
)
の
叔父
(
おぢ
)
さんが
海賊船
(
かいぞくせん
)
を
退治
(
たいぢ
)
するなら、
私
(
わたくし
)
は
敵
(
てき
)
の
大將
(
たいしやう
)
と
勝負
(
しようぶ
)
を
决
(
けつ
)
しようと
思
(
おも
)
ふんです。』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
斯
(
か
)
う
話
(
はな
)
してる
間
(
ま
)
も
彼
(
かれ
)
は
絶
(
た
)
えず
空
(
そら
)
を
仰視
(
みあげ
)
て
居
(
ゐ
)
るので、
愛
(
あい
)
ちやんは
眞個
(
ほんとう
)
に
無作法
(
ぶさはふ
)
な
者
(
もの
)
もあればあるものだと
思
(
おも
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
串戲
(
じようだん
)
ぢやありません、
眞個
(
ほんとう
)
です。……ですから
二階同士
(
にかいどうし
)
結構
(
けつこう
)
ですとも。……そして、
私
(
わたし
)
に……とおつしやつて、
貴女
(
あなた
)
、
何
(
なん
)
でございます……
御遠慮
(
ごゑんりよ
)
は
要
(
い
)
りません。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ですから
眞個
(
ほんとう
)
の
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
つて
下
(
くだ
)
さい、
見
(
み
)
たなら
見
(
み
)
たと、……
頼
(
たの
)
むんですから。」
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
眞
部首:⽬
10画
個
常用漢字
小5
部首:⼈
10画
“眞”で始まる語句
眞
眞實
眞中
眞面目
眞白
眞赤
眞黒
眞直
眞似
眞物