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當然
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あたりまへ
ふりがな文庫
“
當然
(
あたりまへ
)” の例文
新字:
当然
夫れを
種々
(
さま/″\
)
に思ふて見ると父さんだとて私だとて孫なり子なりの顏の見たいは
當然
(
あたりまへ
)
なれど、餘りうるさく出入りをしてはと控へられて
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それは、私を可愛がつてくれたり、私が當然受けるべきだと思ふ罰をくれる人を、私が愛さなきやならないと同じやうに
當然
(
あたりまへ
)
なことだわ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
平凡
(
へいぼん
)
な
會話
(
くわいわ
)
じやアないか。
平常
(
ふだん
)
なら
當然
(
あたりまへ
)
の
挨拶
(
あいさつ
)
だ。
併
(
しか
)
し
自分
(
じぶん
)
は
友
(
とも
)
と
別
(
わか
)
れて
電車
(
でんしや
)
に
乘
(
の
)
つた
後
(
あと
)
でも
氣持
(
きもち
)
がすが/\して
清涼劑
(
せいりやうざい
)
を
飮
(
の
)
んだやうな
氣
(
き
)
がした。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
愛
(
あい
)
ちやんは
芋蟲
(
いもむし
)
がこんな
詰
(
つま
)
らぬ
念
(
ねん
)
を
押
(
お
)
すので
少
(
すこ
)
し
焦心
(
じれ
)
ッたくなつて、やゝ
後退
(
あとじさ
)
りして
極
(
きは
)
めて
眞面目
(
まじめ
)
に
構
(
かま
)
へて、『お
前
(
まへ
)
こそ
誰
(
だれ
)
だ、一
體
(
たい
)
前
(
さき
)
に
話
(
はな
)
すのが
當然
(
あたりまへ
)
ぢやなくッて』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「
當然
(
あたりまへ
)
さ。恐らく近頃の人間で勝手でない者はありやしない。」
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
着靴者慙謝
(
くつをつくるものざんしや
)
、とある。これは
慙謝
(
ざんしや
)
は
當然
(
あたりまへ
)
である。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
夫
(
そ
)
れを
種々
(
さま/″\
)
に
思
(
おも
)
ふて
見
(
み
)
ると
父
(
とゝ
)
さんだとて
私
(
わたし
)
だとて
孫
(
まご
)
なり
子
(
こ
)
なりの
顏
(
かほ
)
の
見
(
み
)
たいは
當然
(
あたりまへ
)
なれど、
餘
(
あんま
)
りうるさく
出入
(
でい
)
りをしてはと
控
(
ひか
)
へられて
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『
可笑
(
をか
)
しい
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ひますね、
昨年
(
さくねん
)
あんなに
世話
(
せわ
)
になつた
人
(
ひと
)
に
會
(
あ
)
ひたいのは
當然
(
あたりまへ
)
だらうと
思
(
おも
)
ふ。』
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『
豚
(
ぶた
)
になつてよ』と
愛
(
あい
)
ちやんは
徐
(
しづ
)
かに
云
(
い
)
ひました、
恰
(
あだか
)
も
然
(
さ
)
うなるのが
當然
(
あたりまへ
)
であるかのやうに。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
阿關は
頭
(
つむり
)
の先より爪先まで眺めていゑ/\私だとて往來で行逢ふた位ではよもや貴君と氣は付きますまい、唯た今の先まで知らぬ他人の車夫さんとのみ思ふて居ましたに御存じないは
當然
(
あたりまへ
)
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
阿關
(
おせき
)
は
頭
(
つむり
)
の
先
(
さき
)
より
爪先
(
つまさき
)
まで
眺
(
なが
)
めていゑ/\
私
(
わたし
)
だとて
徃來
(
わうらい
)
で
行逢
(
ゆきあ
)
ふた
位
(
くらゐ
)
ではよもや
貴君
(
あなた
)
と
氣
(
き
)
は
付
(
つ
)
きますまい、
唯
(
たつ
)
た
今
(
いま
)
の
先
(
さき
)
までも
知
(
し
)
らぬ
他人
(
たにん
)
の
車夫
(
くるまや
)
さんとのみ
思
(
おも
)
ふて
居
(
ゐ
)
ましたに
御存
(
ごぞん
)
じないは
當然
(
あたりまへ
)
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
髯
(
ひげ
)
をひねつてお
前
(
まへ
)
も
此子
(
このこ
)
が
可愛
(
かあい
)
いかと
仰
(
おつ
)
しやいました、
當然
(
あたりまへ
)
で
御座
(
ござ
)
います、とてつんと
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りますと、それではお
前
(
まへ
)
も
可愛
(
かあい
)
いなと
例
(
いつも
)
に
似
(
に
)
ぬ
戲言
(
おどけ
)
を
仰
(
おつ
)
しやつて、
高聲
(
たかごゑ
)
の
大笑
(
おほわら
)
ひを
遊
(
あそ
)
ばした
其
(
その
)
お
顏
(
かほ
)
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
當
部首:⽥
13画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“當然”で始まる語句
當然過