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滅
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めつ
ふりがな文庫
“
滅
(
めつ
)” の例文
吾
(
あ
)
は老い、
吾
(
あ
)
は嘆けり。
吾
(
あ
)
は白し、早や輝けり。
吾
(
あ
)
は消えむ、ああ早や、
吾
(
あ
)
が妻、
吾
(
あ
)
が子、
吾
(
あ
)
が
弟
(
いろと
)
、
吾
(
あ
)
が
族
(
ぞう
)
の、残れる者、ことごとく
滅
(
めつ
)
せん。
篁
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
滅
(
めつ
)
多にとり出すことのない
感
(
かん
)
情のはしに一つの火がしづかに點ぜられ、
段
(
だん
)
々ひろがつてゆくやうな氣持である。
坂道
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
忽ち其所へ
打倒
(
うちたふ
)
し
滅
(
めつ
)
た
擲
(
なぐ
)
りに
打据
(
うちすゑ
)
たり斯る所へ半四郎は
彼早足
(
かのはやあし
)
も一
層
(
そう
)
遽
(
はげ
)
しく堤の彼方へ
來懸
(
きかゝ
)
りて遙か向うを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
凡
(
およ
)
そ
説
(
ぜい
)
の
務
(
つと
)
め、
説
(
と
)
く
所
(
ところ
)
の
敬
(
けい
)
する
所
(
ところ
)
を
飾
(
かざ
)
り・
而
(
しかう
)
して
其
(
そ
)
の
醜
(
にく
)
む
所
(
ところ
)
を
(八五)
滅
(
めつ
)
するを
知
(
し
)
るに
在
(
あ
)
り。
彼
(
かれ
)
自
(
みづか
)
ら
其計
(
そのけい
)
を
知
(
ち
)
とせば、
則
(
すなは
)
ち
其失
(
そのしつ
)
を
以
(
もつ
)
て
之
(
これ
)
を
(八六)
窮
(
きは
)
むる
無
(
な
)
かれ。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
これ千年の深林を
滅
(
めつ
)
し、人力を以て自然に
打克
(
うちかた
)
んが為めに、殊更に
無人
(
ぶじん
)
の
境
(
さかひ
)
を撰んで作られたのである。
空知川の岸辺
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
鉄を
劈
(
つんざ
)
き、
巌
(
いはほ
)
を砕くの
例
(
ためし
)
、ましてや家を
滅
(
めつ
)
し、人を
鏖
(
みなごろし
)
にすなど、
塵
(
ちり
)
を吹くよりも
易
(
やす
)
かるべきに、
可恐
(
おそろ
)
しや事無くてあれかしと、お峯は
独
(
ひと
)
り
謂知
(
いひし
)
らず心を
傷
(
いた
)
むるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
高野山といへば、古美術や
古文書
(
こもんじよ
)
などの多く残つてゐるので聞えた山だが、それに目星をつけて方々より狩出しに来るものが多いので、近頃は
滅
(
めつ
)
きり
宝物
(
ほうもつ
)
の数が少くなつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
滅
(
めつ
)
の
香
(
か
)
や、
執
(
しふ
)
のにほひや
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
編者未だ
識別
(
しきべつ
)
すること
能
(
あた
)
ざれど
設
(
もし
)
果
(
はた
)
して
信
(
しん
)
ならしめば
吉宗
(
よしむね
)
ぬしが
賢明
(
けんめい
)
なるは
言計
(
いふばか
)
りもなく
僞
(
にせ
)
を
僞
(
にせ
)
として其の
惡
(
あく
)
を
訐
(
あば
)
き
奸
(
かん
)
を
鋤
(
すき
)
賊
(
ぞく
)
を
滅
(
めつ
)
するは之奉行職の
本分
(
ほんぶん
)
なれば
僞者
(
にせもの
)
の天一坊を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さうしてとてもこの罰の中つた
躯
(
からだ
)
では、今更どうかうと思つても、願なんぞの
愜
(
かな
)
ふと云ふのは愚な事、
未
(
ま
)
だ未だ
憂目
(
うきめ
)
を見た上に
思死
(
おもひじに
)
に死にでも為なければ、私の
業
(
ごう
)
は
滅
(
めつ
)
しないのでせうから
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ことごとく
滅
(
めつ
)
せん。
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
見顯
(
みあらは
)
すは然のみ大功とは稱するに足ねど
眞
(
しん
)
の天一坊を
僞
(
にせ
)
として
能
(
よく
)
天下の爲に是を
滅
(
めつ
)
せしは
智術
(
ちじゆつ
)
萬人に越え
才學
(
さいがく
)
四海に並ぶ者なき忠相ぬしに有らざれば
誰人
(
たれびと
)
か能く
此機變
(
このきへん
)
を行なひ君を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“滅(滅日)”の解説
滅日(めつにち)は、太陰太陽暦における暦注の1つ。滅と略する場合もある。
(出典:Wikipedia)
滅
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“滅”を含む語句
滅亡
滅法界
滅法
滅相
破滅
滅茶々々
滅切
滅多
滅茶滅茶
滅茶苦茶
滅茶
磨滅
寂滅
罪滅
幻滅
滅却
絶滅
罪障消滅
殲滅
湮滅
...