-
トップ
>
-
流水
>
-
りうすゐ
流水豈心なからんや。
言を
交すと、
祕さず
名を
言つた。お
好ちやんの
語る
處によれば、
若後家だ、と
云ふ。
若旦那思ふ
壺。
と。
(二三)令を
下すこと
流水の
原の
如く、
民心に
順はしむ。
故に
(二四)論卑うして
行ひ
易し。
駅中は人の
往来の
為に雪を
蹈へして
低ゆゑ、
流水漲り
来り
猶も
溢て人家に入り、
水難に
逢ふ事
前にいへるがごとし。
幾百人の力を
尽して
水道をひらかざれば、
家財を
流し
或は
溺死におよぶもあり。
未練に
惜みてとも
思召さん
苦しさよと
思ひやりては
伏し
沈み
思ひ
出してはむせ
返り
笑みとは
何ぞ
夢にも
忘れて
知るものは
人生の
憂きといふ
憂きの
數々來るものは
無意無心の
春夏秋冬落花流水ちりて
流れて
寄せ
返る
波の
年又年今日は
心の
解けやする
明日は
思ひの
離れやするあは
而して
國沴、
一偈を
作り
汝が
流水に
歸るを
送るべしとて、
因て
吟じて
云ふ。
子を
産つける所はかれが心にありて
一定ならずといへども、
千曲と
魚野の
両河の
合する川口といふより
沙に小石のまじるゆゑ、これよりをおのれが
産所とし、
流れの
絶急からぬ清き
流水の所に
産也。